パチモンマッドマックスの最高峰「マッドライダー」＆シトロエン強盗団をパトカー軍団が追う「フェラーリの鷹」HDリマスター版予告編公開

活気といかがわしさにあふれた映画を生み出した70年代～90年代イタリア映画のカルト的人気作品群を蘇らせる企画「マカロニ・エンタテインメント」の第1弾＆第2弾作品である、「マッドマックス2」に便乗したパチモンの中でも最高峰と呼ばれる「マッドライダー(HDリマスター版)」と、数々の欧州車が登場してカーアクションを繰り広げる「フェラーリの鷹(HDリマスター版)」の予告編が公開となりました。

「マッドライダー」＆「フェラーリの鷹」HDリマスター版予告編 - YouTube


第1弾の「マッドライダー」は、核戦争が起きた後の西暦3000年の地球を舞台に、枯渇した水の争奪戦が描かれます。あくまで1981年公開の「マッドマックス2」にあやかって作られた便乗映画の1つですが、そのストーリーは2015年に公開された「マッドマックス 怒りのデス・ロード」と似た部分があり、一部で話題になりました。

「V8・800馬力の、最強マシーンに乗ったマックスよりマッドな凄い奴」と、マッドマックスへの意識をまったく隠さない予告編。

とうとう「これが噂のパチモン“マッドマックス”最高峰！」とまで名乗ってしまいました。実際のところ、設定に似ている部分があることもあって、映像から受ける印象にどことなく「怒りのデスロード」と重なる部分があるのは事実。公開は新宿武蔵野館で12月22日(土)から1週間のレイトショー限定です。

「マカロニ・エンタテインメント」第2弾作品は「フェラーリの鷹」。シトロエン強盗団と警察との戦いを描くカーアクション作品。「古都ローマは走りに命をかけた野獣たちの戦場と化した！」というナレーションに合わせて、階段を走り降りる車。

特徴はフェラーリ250GTE、シトロエンDS-21をはじめとする欧州車が目白押しというところ。

「その後のカーアクション映画に圧倒的な影響を与えた伝説のカルト・ムービー！」ということで、リュック・ベッソンが製作を務める「TAXi」の元ネタともいわれているそうです。公開は新宿武蔵野館で12月29日(土)からモーニングショー限定です。

両作品とも、公開初日から来場者プレゼントとして海外版ポストカードがプレゼントされます。これは「マッドライダー」。

「フェラーリの鷹」

さらに、上映前後に実施されるトークショーと、絶叫上映の実施が決まっています。日付順で並べると以下の通り。

12月22日(土) 「マッドライダー」レイトショー上映前：二階堂卓也(映画評論家)＆江戸木純(映画評論家) “マカロニの巨人、遂に降臨！嵐を呼ぶマカロニ・アクション談義”
12月27日(木) 「マッドライダー」レイトショー上映前：ギンティ小林(フリーライター)＆江戸木純(映画評論家) “パチモン・マッドマックスの素晴らしき世界2”
12月28日(金) 「マッドライダー」：絶叫上映
12月29日(土) 「フェラーリの鷹」モーニングショー上映後：二階堂卓也(映画評論家)＆江戸木純(映画評論家) “マカロニの巨人、遂に降臨！続・嵐を呼ぶマカロニ・アクション談義”
12月30日(日) 「フェラーリの鷹」モーニングショー上映後：遠藤イヅル(イラストレーター／ライター)＆江戸木純(映画評論家) “「フェラーリの鷹」における欧州車の魅力”

なお、両作品とも、2019年1月2日(水)からは名古屋シネマテークにて公開されることが決まっています。