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自分のiPhoneがいつのまにか低スピード化されてしまうのを回避する方法


2017年に明らかになった「iPhoneは1年落ちの段階から処理スピードが落とされる」という話題は多くの人の関心を集めました。これは、バッテリーの性能低下により端末が急にシャットダウンすることを防ぐための方策だったのですが、2017年登場のiPhone X/8/8 Plusでも意図的な性能低下が起こることが明らかになっており、最新モデル以外のiPhoneではいずれ低スピード化する日が訪れます。この速度低下は、設定メニューで無効にしておくことが可能です。

iPhoneが動作するためには電源が必要であることはいうまでもありませんが、内蔵されているリチウムイオンバッテリーは使い続けているうちに徐々に性能が低下します。以下のAppleのページ内にも「バッテリーが劣化すると、その影響でiPhoneのパフォーマンスにも変化が表れます」と書かれているとおり、経年劣化で弱まったバッテリーを使い続けていると、急な電力消費の増加にバッテリーが対応しきれず、端末がシャットダウンしてしまうことがあります。

その問題を回避するため、Appleは端末のパフォーマンスを意図的に遅くすることでパフォーマンスのピークを下げるという方法を採っています。この機能はiOS 11.3でベータ版としてリリースされていたもので、iOS 12.1で正式に採用されました。正式版リリース時点では、iPhone 6/6 Plus、iPhone 6s/6s Plus、iPhone SE、iPhone 7/7 Plus、iPhone 8/8 Plus、iPhone Xにこの機能が組み込まれているとのこと。

iPhone のバッテリーとパフォーマンス - Apple サポート
https://support.apple.com/ja-jp/HT208387

iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus では、iPhone を継続して使えるようにするために、iOS がパフォーマンスの瞬間的なピークをダイナミックに管理し、突然のシャットダウンを防ぐようになっています。ちなみに、このパフォーマンス管理機能は iPhone 固有のもので、ほかの Apple 製品には適用されません。iOS 12.1 以降では、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X にこの機能が組み込まれていますが、これらのモデルはハードウェア面でもソフトウェア面でもより進化した設計になっているため、パフォーマンス管理の影響が目立ちにくいかもしれません。


低スピード化は、初期状態のバッテリー容量からどの程度劣化が進んだかが基準の一つ。最大容量が100%の端末では、以下のように「お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています」と表示されますが……


容量が低下して、かつ過去に突然のシャットダウンが発生したことがある端末では、以下のように「パフォーマンス管理が適用されました」と表示され、低スピード化が有効化されています。


さらに容量が低下した端末だと、以下のようにバッテリー交換を促すメッセージが表示されるとのこと。


実際に編集部でも該当の機種がないか探してみたところ、iOS 11.4.1がインストールされたiPhone 6sを発見。この機能を無効にしたい場合は、設定メニューからオフにすることが可能です。実際にオフにする手順は、まず「設定」メニューから「バッテリー」をタップ。


次に「バッテリーの状態」をタップ。先述のように、iOSが古いバージョンなので「(ベータ)」と表示されています。


「ピークパフォーマンス性能」の部分に表示される「無効にする」をタップすると……


確認ダイアログが表示されるので、「無効にする」をタップするとスピード低下を無効にすることができます。


無効すると、画面の表示に「パフォーマンス管理による保護を手動で無効にしています。」という1文が表示され、機能がオフになっていることがわかります。


一度無効にした機能は、次はデバイスが再び突然シャットダウンした時まで無効の状態が続くとのこと。


なお、Appleも記しているように、この機能は端末を安定的に使えるようにするための措置。そのため、手動で機能を無効化することでシャットダウンが増加するなどの弊害が起こる可能性があることはよく理解しておく必要があります。

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in モバイル,   ソフトウェア, Posted by logx_tm