×
動画

「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」の舞台裏を撮影した幻のドキュメンタリー作品が公開中


1980年に公開された「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」の制作風景や出演俳優のインタビューを収めた「The Making of "The Empire Strkes Back"」は、「帝国の逆襲」で技術スタッフを務めたミシェル・パルボット氏によるドキュメンタリームービーです。このムービーは公開されず、フィルムも行方不明だったため、その存在は都市伝説として扱われていました。しかし、フィルムが38年の時を経て発見されて、オークションで落札されたものがYouTubeに資料として公開されています。

The "Lost" Empire Strikes Back Documentary by Michel Parbot (1980) - YouTube


建築中の巨大なスタジオ。


スタジオの中では、実物大のミレニアムファルコン号や……


巨大なセットが組み上げられました。


別のスタジオの入り口で殺陣の練習をしているのは、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルです。


練習している殺陣は、「ルークとダース・ベイダーがついに対決する」という劇中のクライマックスに当たる場面のもの。


また、すべてがスタジオで撮影されたわけではなく、野外でのロケも行われました。例えば氷の惑星・ホスのシーンの一部はノルウェーの雪原で撮影されています。


何台もの雪上車が運ぶのは……


カメラなどの機材やセットが詰められた木箱です。


カメラを抱えたスタッフが、真っ白な雪原を歩いていく様子も見られます。


砲台のセットを配置して、反乱同盟軍の兵士もスタンバイ。


撮影では、雪の中に火薬を仕込み、爆発を演出。


しかし、野外での撮影は、突然天候が崩れることも。ノルウェーでの撮影では、ひどい吹雪で周りが見えなくなるような状況もあった様子。


カメラのファインダーに霜がついたのか、カメラマンがごしごしとぬぐう姿も見られました。


極寒の中で撮影を行うスタッフには温かいスープが振る舞われていました。


ムービー内ではスタッフや出演俳優への貴重なインタビューも収録されています。監督のアーヴィン・カーシュナーや……


マーク・ハミル。


ハン・ソロ役のハリソン・フォード


レイア姫役のキャリー・フィッシャー


目の周りを黒く塗りつぶしたこの男性は……


チューバッカを演じたピーター・メイヒューです。


他にも「R2-D2の中の人」として知られるケニー・ベイカーや……


「スター・ウォーズ」シリーズ全作にC-3PO役として出演しているアンソニー・ダニエルズもインタビューに応えています。


さらに「The Making of "The Empire Strkes Back"」では、「スター・ウォーズ」のさまざまな小道具や特殊効果のメイキングも見ることができます。


大型トカゲのトーントーンにまたがり、ルーク・スカイウォーカーが基地周辺をパトロールするシーンは、フィル・ティペットによるストップモーションで撮影されています。


ホスの戦いでのシーンで、圧倒的インパクトを観客に与えた帝国軍の主力兵器AT-ATもストップモーションで撮影されました。


AT-ATのストップモーションの撮影では、カメラはすべて特製のコントローラーで操作できるようになっていたとのこと。


「帝国の逆襲」で初登場するヨーダのシーンはCGではなく、パペットを使って撮影されています。


右手にヨーダのパペットを持つのは、ヨーダのデザインを行ったスチュアート・フリーボーン


ヨーダのパペットはまぶた・眼球・口を自由に動かすことができ、パペットとは思えないほど豊かな表情を見せます。


ヨーダのパペットの内部はこんな感じ。


「スター・ウォーズ」といえば宇宙を飛び交う光線が印象的ですが、コンピューターによるグラフィック処理が現代ほど発達していなかった当時は光学合成で撮影されていました。


光線の動きは絵コンテで指示されています。


また、映画の中ではマットペイントが巧みに使われています。


例えば、透明なボードに描かれたこの絵。中央部分は絵が描かれておらず透明のままですが……


このボードに実写の映像を重ねるとこの通り。これは惑星ベスピンでハン・ソロとランド・カルリジアンが再会する場面です。


すべてデジタル化されてコンピューター上ですべての作業が完了できるような現代と異なり、当時はアナログのフィルムを直接編集したり合成処理を行ったりする必要がありました。


「ASTEROID(小惑星) #5」のシーンを撮影するところ。スタジオにはブルーバックが設置されています。


カメラの前を白い岩のようなものが横切ります。このシーンを別に撮影したフィルムで重ねて編集すると……


小惑星の間をすり抜けるミレニアムファルコン号のシーンが完成。


映画では視覚だけではなく、聴覚も非常に重要です。音響スタジオで効果音が重ねられていく様子もムービーで確認できます。


映画の中で流れるBGMは、スタジオの中に上映される映画のフィルムに合わせてオーケストラが生で演奏したものを録音しています。


指揮を振っているのは、「スター・ウォーズ」シリーズのテーマを作曲したジョン・ウィリアムズでした。

・関連記事
若きハン・ソロにハリソン・フォードをAIが割り当てたディープ・フェイク・ムービーが登場 - GIGAZINE

「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」を手描きアニメ化したファン制作ムービー登場 - GIGAZINE

ダース・ベイダーはどのようにして「スター・ウォーズ」の象徴的存在になったのか? - GIGAZINE

映画「スター・ウォーズ」シリーズで腕の切断シーンが象徴するものとは? - GIGAZINE

「デス・スター」の建造費用や運用コストなどを現実に即して考えるとどうなるのか - GIGAZINE

究極のスター・ウォーズファンブック「In a Galaxy Far, Far Away」誕生、ニューヨーク・タイムズの過去記事を集約 - GIGAZINE

スター・ウォーズのミレニアム・ファルコンを7541ピースで完全再現するレゴキット「Millennium Falcon」 - GIGAZINE

in 動画,   映画, Posted by log1i_yk