2145通りのワンランク上なカップヌードルを自分好みに作れる「MOMOFUKU NOODLE(モモフクヌードル)」がオープンしたので行ってきました

「野菜たっぷり」をコンセプトとしたプレミアムなカップヌードルを自分好みにオーダーメイドできる「モモフクヌードル」が、大阪の阪急うめだ地下1階食品売場にオープンしました。麺は全粒粉・食物繊維入りのノンフライ麺で、3種類のスープ、10種類のキューブ型野菜「ヤサイコロ」がら好きなものを組み合わせられるとのことなので、さっそくお店に行ってオリジナルのヌードルを作ってきました。
おやさいコロコロ "ヤサイコロ" & スムージースープ! オーダーメイド型カップヌードルショップ「MOMOFUKU NOODLE (モモフクヌードル)」を阪急うめだ本店にオープン! | 日清食品グループ
https://www.nissin.com/jp/news/7349
10/3(水)ニューオープン 「MOMOFUKU NOODLE(モモフクヌードル)」 ご購入に関するご案内 | 阪急うめだ本店・売場インフォメーション
https://www.hankyu-dept.co.jp/honten/information/foods/00679523/
モモフクヌードルは大阪・阪急うめだ本店の地下1階にある食品売り場にオープン。

お店に行ってみると……

5~6人が列をなしており、「思ったより並んでいないな?」という印象。しかし、実はお店の前の人々は列全体の一部にすぎませんでした。オープン日ということで、整理券を配布しているとのこと。

「整理券は阪急うめだ1階の15番出口で配っている」とのことなので、向かいます。

整理券を配布している人々を発見。

オープン日に購入できるモモフクヌードルは2種類で、オーダーメイド2食&おすすめセレクト1食までを組み合わせられる「オーダーメイドタイプ」と、あらかじめおすすめの組み合わせで商品になっている「おすすめセット」を最大6食購入できる「おすすめセレクト」がありました。今回は自分で組み合わせていきたいので「オーダーメイドタイプ」をチョイス。

こんな感じの整理券をもらいました。

地下1階に下りると、こんな感じで建物の外に列ができており……

このうち、「オーダーメイド」の列に並びます。

並んでいる間にパンフレットをチェックし、どのような組み合わせにしようかを考えておきます。モモフクヌードルの麺は1種類なのですが、スープは3種類から1つを、野菜がキューブになった「ヤサイコロ」は10種類から最大4つを選べます。これらを組み合わせていけば、2145通りのオリジナルのヌードルが作れるわけです。

なお、ヤサイコロは「最大4つ」まで選ぶことができるので、「枝豆が好きでたまらない」という人は、枝豆だけを具材にすることも可能です。

しばらく待機していると店員さんに案内され……

最初に訪れたお店の前で列に並びます。

そしてカウンターの前に。サブウェイのような感じで、3種のスープと10種類のヤサイコロがずらっと並んでおり、ここから好きなものをチョイスしていきます。

あらかじめ麺の入ったカップにどさっとスープの粉が投入されていき……

その後、ヤサイコロがのせられていきます。

完成すると、カップの中身を店員さんが見せてくれました。

目の前でモモフクヌードルが作られていく様子は以下のムービーから見ることが可能です。
オーダーメイドのカップヌードル「MOMOFUKU NOODLE (モモフクヌードル)」 - YouTube
具材を選んで進むと、銀色の機械の前へ。

この機械で、先ほど作ったモモフクヌードルのカップにフタをしていきます。

流れるようにレジへ。

ここで1つ1つパッケージングが完成し、購入が完了。オープン日の11時30分ごろに訪れたところ、阪急百貨店に到着してからだいたい1時間ぐらいで購入できました。

モモフクヌードルにはイートインスペースがないので、購入したものを編集部へ持ち帰り。大きな紙袋を手渡されましたが……

中にはいっていたモモフクヌードルは3つ。1つ1つのパッケージがやや大きいため、持ち帰り用の袋が大きくなるようです。

1つ1つに取っ手が付けられているので、1個だけ購入するとオシャレな感じで持ち運ぶことができます。

これが今回購入したモモフクヌードル3種類。

グリーンとレッドはその場で作ってもらったオーダーメイドですが、イエローは「おすすめセレクト」なので、スープの粉や具材が別添となっています。

ということで、まずはグリーンから。プラスチックのフタを外してみると、バジルペーストが入っていました。

サイズはオリジナルのカップヌードルと同じくらい。


カップの側面には自分が選択したスープ・具材が何かが示されています。スープは「グリーン」で……

具材は「アボカド」「えだまめ」「ほうれん草」の3つ。ほうれん草はダブルにしたので横に「T」と書かれていました。

賞味期限は作成から1カ月でした。

「グリーン」は「せっかくのオーダーメイドだし……」ということで、緑色一色のヌードルを作ってみました。

やや黄緑っぽいキューブがアボカド、薄緑がえだまめ、濃い緑がほうれん草です。

作り方は一般的なカップヌードルと同じ。ただしフタは完全に剥がした状態でお湯をいれます。

プラスチックのフタをつけて3分待機。

3分後、バジルペーストを入れていると、隣で見ていた編集部員がポツリと「ディストピア飯っぽい……」と呟いていました。

しっかりとかき混ぜて……

食べてみたところ、一言目の感想は「スープの完成度が高い!!!」ということ。グリーンのモモフクヌードルはほうれんそうとブロッコリーのグリーンスムージースープとなっており、ポタージュのようなクリーミーな仕上がり。後入れしたバジルソースの香りが強く、カップヌードルのジャンクさが全くないので、ラーメンというよりはパスタのよう。あまりに優しい仕上がりなので、カップヌードルらしさを求めている人は「物足りない」と感じるほど。

しかし、「優しい味」であっても「薄い」というわけではなく、野菜の甘さが感じられる飽きの来ない味なので、「健康云々を度外視しても、かなりアリ」な完成度。麺入りのSoup Stock Tokyoといった雰囲気です。

ほうれんそうのヤサイコロはほろっと口の中でほぐれて、独特の風味を感じられました。

えだまめの味もしっかりとありましたが、アボカドはもともと「クセのなさ」「オイリーさ」が特徴なので、フリーズドライにすることで特徴が消えて存在感は薄めです。

続いてオーダーメイドした「レッド」

プラスチックのフタの下にはバルサミコ酢ソース。

フタを外すとこんな感じ。

ヤサイコロはトマト・赤ピーマン・かぼちゃ・ビーツの4つをチョイスしました。

お湯を入れて3分経過したら……

バルサミコ酢ソースを投入。

しっかり混ぜてから食べたところ、にんにくのガツンときいたトマトスープが麺にしっかりと絡んでいました。カップヌードルのチリトマトからしょうゆとコンソメを抜いてトマトをもっと濃くしたような感じで、バルサミコ酢の酸味がきいています。辛そうな色合いですが少しピリッとした刺激があるだけで、アラビアータのような感じ。

カボチャの甘さは感じられますが、ビーツはそもそもあまり食べたことがなかったので、「これがビーツか……」としか言いようがありませんでした。ちょっと甘めの芋っぽさのある野菜です。

赤ピーマンはあまり存在感がありませんでしたが、トマトはざらっとした舌触りがあるので、つぶした生のトマトに近かったです。ただスープがにんにくのきいたパンチのある味なので、「肉がほしい……」という気分にもなります。

3つめは「おすすめセレクト」のイエロー。

これはスープ、ヤサイコロ、トムヤムペーストが別添。

あらかじめパッケージングされたものなので、原材料名やカロリーも記されていました。スープにはココナッツミルクパウダー、トムヤムペースト、魚醤、にんじん、カレー粉などが含まれています。

カロリーは1食75gあたり330kcalです。

カップをあけてみると、麺はこんな感じ。いずれのモモフクヌードルも麺は共通で、全粒粉と植物繊維入りのノンフライヌードルです。

どさどさっとスープを入れて……

ヤサイコロも投入。ヤサイコロはにんじん・とうもろこし・じゃがいも・ビーツ。

お湯を入れて3分後、トムヤムペーストを投入。

しっかり混ぜていると、ココナッツミルクや魚醤のエスニックな香りがふわりと漂います。

トムヤムクンヌードルやシンガポール風ラクサの系譜を感じさせる、しっかりと辛い本格的なエスニックの味ですが、にんじんがたっぷり入っているためか、やはり全体的には優しい仕上がりです。

にんじんやじゃがいものヤサイコロは「ザ・カップヌードル」という感じで驚きがないのですが、とうもろこしはポタージュを濃縮したような甘さでした。

いずれもスープは野菜の甘み・旨みが凝縮されており、麺を食べた後に残ったスープをパンやご飯と一緒に飲みたくなるほどでした。モモフクヌードルは1食税込540円で、カップヌードルのジャンクさを求めると肩すかしをくらうかもしれませんが、おすすめセレクトの場合はグリーンが353kcal、レッドが301kcal、イエローが330kcalと夜でも比較的罪悪感を抱かずに食べられそうだと感じました。
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