メモ

世界のインターネットトラフィックの過半数を「映像視聴」が占めている

by Cris Ovalle

NetflixやAmazonプライム・ビデオなどの映像配信サービスには、映画、ドラマ、アニメなど一度見始めたらいくら時間があっても足りないぐらいのコンテンツが用意されています。実際、その視聴数はかなりの量に上っているようで、世界のネット利用トラフィックのうち、下り(ダウンストリーム)の58%が映像視聴によるものとなっています。

1H2018 Global Internet Phenomena Report
https://www.sandvine.com/phenomena


Netflix Eats Up 15% of Internet Downstream Traffic Worldwide: Study – Variety
https://variety.com/2018/digital/news/netflix-15-percent-internet-bandwidth-worldwide-study-1202963207/

これは、ネットワーク機器ベンダーのSandvineが公開したレポートでわかったもの。


最もトラフィックが多かったのはNetflixで全体の15%。続いて、HTTPメディアストリームが13.1%、YouTubeが11.4%、ブラウジングが7.9%。MPEGトランスポートストリームが4.4%と続きます。ビデオストリーミングのジャンルだけに絞ると、Netflixは26.6%と、ジャンルの4分の1を占める存在となっています。

地域別に見てみると、ヨーロッパでは1位がYouTubeで2位がNetflix、アジア太平洋地域では1位がHTTPメディアストリーム、2位がFacebook、3位がNetflixと「全世界で1位」というわけではないものの、アメリカでは19.1%で1位と大きな割合を占めています。


レポートによれば、夕方の利用ピーク時のアメリカでは、トラフィックの40%以上がNetflixで占められているというケースもあるとのこと。

なお、かつてトラフィックの多さが話題となった「ファイル共有」は、今でも上り(アップストリーム)ではヨーロッパとアジア太平洋地域で1位、アメリカでも2位のトラフィック量だそうです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
弾道ミサイル警報が誤報だとわかるとアダルトサイトのトラフィックは急増する - GIGAZINE

「ワールドカップ開幕でポルノ動画の視聴が激減していること」が大手ポルノサイトの調査で明らかに - GIGAZINE

世界のインターネット状況をまとめた「Global Digital Statshot」2017年第2四半期版が公表 - GIGAZINE

2016年までにテラバイトどころかエクサバイト・ゼタバイト級にネット全体の通信量が爆増へ - GIGAZINE

世界の主要なネットトラフィックがなぜかベラルーシとアイスランドを通過していたことが明らかに - GIGAZINE

in メモ, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.