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FacebookはアフリカにIXPをどんどん作ってネットワーク回線を強化する取り組みに関与している

By Andrew Hart

より快適なインターネット環境を提供するためには、複数のサービスプロバイダやデータセンターを相互に接続するIXP(インターネットエクスチェンジ)の仕組みが不可欠ですが、インターネットが普及途上にあるアフリカにはこのIXPを持たない国もあります。そこで、インターネットのオープンな利用を促進することを目的とした非営利組織「インターネットソサエティ」は、SNS最大手のFacebookと手を組んでIXPをアフリカ各国に普及させる取り組みを進めています。

Internet Society Partners with Facebook to Expand Internet Connectivity in Africa | Internet Society
https://www.internetsociety.org/news/press-releases/2018/internet-society-partners-with-facebook-to-expand-internet-connectivity-in-africa/

インターネットソサエティによると、2018年9月時点においてアフリカ諸国の42%はIXPを国内に持っていないとのこと。そのために、これらの国では国内で発生するインターネットトラフィックのほとんどが外国にあるIXPを海底ケーブルや人工衛星経由で利用する状態になっています。この状態により、本来は国内で完結すべきインターネットトラフィックにボトルネックが生じており、エンドユーザーのインターネット利便性が損なわれ、国内のインターネットに関するエコシステムの発展にも障害が存在する状況になっています。

さらに、国内のIXPが不足していることでインターネットサービスプロバイダー(ISP)は国外への回線にかかる高価な使用料を負担することを強いられています。国内のIXPが整備されると、これらの問題が解消されることとなり、自国内のインターネットインフラの改良が進んで国内全体のインターネット環境が底上げされることにつながります。

By Allan

そこでインターネットソサエティは、Facebookとパートナー関係を築き、アフリカ諸国でIXPを普及させる取り組みを始めているとのこと。その取り組みには、IXPに必要な機器の導入に加え、スタッフのトレーニングや国内の関係者との関係強化などが含まれています。インターネットソサエティのアフリカ地区支部でディレクターを務めるダウィット・ベケレ氏は「2020年までに、自国内で発生するトラフィックの80%をローカルで担い、残りの20%を国外にアウトソーシングする状態にすることを目指しています」と述べています。

Africa IXP Association(アフリカIXP協会:Af-IX)の調べによると、アフリカには44のIXPが32カ国で運用されているとのこと。これは、2008年からの10年間で275%の成長ではありますが、この間にアフリカのIXPではインターネット回線の帯域幅が0.16Gbpsから412Gbpsと実に2500倍以上の増加を見せており、800以上のネットワークがIXPに接続されている状態にまで拡大しているとのことです。

AFIX - 2017 Benchmark Survey Report.pdf
(PDF)https://www.af-ix.net/sites/default/files/AFIX%20-%202017%20Benchmark%20Survey%20Report.pdf

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