館山産素材を使った辛口カレー揃いの「たてやま海自カレー」を千葉県館山市で食べてきた

海上自衛隊では日本海軍以来の伝統として、毎週金曜日にカレーを食べる習慣があります。館山航空基地隊がある千葉県館山市で、基地監修によるご当地カレー「たてやま海自カレー」が2023年から展開されているということなので、食べに行ってきました。

たてやま海自カレー 公式サイト - 館山基地監修のご当地カレー
https://tateyama-kcurry.com/

「たてやま海自カレー」は、「固すぎないとろみ寄り」「甘くはない辛さ」というコンセプトをベースとして、
1：ごはんの量・ルーの量は200g〜240g
2：ルーはミックス、香辛料もシンプルに
3：ドリンク付き＝選べるなかに牛乳あり
4：サラダ、福神漬(らっきょう)がついている
5：館山産、房州産、こだわりの食材をどこかに使用。産地、作り手の意図がわかる副菜を
の5つの基本ルールが設定されています。

館山市内の5つのお店で出されているのですが、そのうち1つはディナーのみ、もう1つは宿泊者限定とのことだったので、ランチで食べに行ける3つの「たてやま海自カレー」を食べてきました。

JR内房線・館山駅に到着。3つのお店はいずれも館山駅から徒歩30分圏内です。

◆ひふみのハチミツ＆里見伏姫牛カレー
まずは館山駅から北にある有名はちみつ店「ひふみ養蜂園」を目指します。

養蜂園の北隣に「Café123」があります。

これは「蜜蜂の碑」。養蜂の犠牲となってきた蜜蜂の霊を弔っています。

このカフェで食べられるのが「ひふみのハチミツ＆里見伏姫牛カレー」。

ごはんに館山航空隊を示すBlack Jack Flightの旗が立っていました。細長い器は、実際に海自でも使われているものだとのこと。船が揺れたとき、重ねた器が崩れないようにこの形状になっているのだそうです。

細かな具材がしっかりと溶けきり、ピリッと芯の通った辛さと合わさる感覚がある、どろっと濃厚なカレーです。

さらにハンバーグやサラダのプレートもついています。ドレッシングはナバナ、甘夏みかん、はちみつで作られたオリジナルのもの。

デザートとして、房州産の天草を使った寒天とみつばちソフトがついてきます。テーブル調味料としてはちみつが置かれているため、好きなだけはちみつを足せるところもうれしいところです。

「ひふみのハチミツ＆里見伏姫牛カレー」は税込1880円での提供です。館山駅東口からCafé123までの経路はこんな感じ。もしバスの時間が合うようであれば、「八幡神社前」まで乗れば徒歩5分の距離まで近づきます。


◆野菜ゴロリの元気が出る館山こだわりカレー
館山駅近くのバー「Photon 325」は、ランチ時間帯はカレー店として営業しています。

名前の通り、見た目に大きめの野菜がゴロゴロと入っているのが特徴的。お店の人に説明してもらったところによると、使用している食材のほとんどが館山産でまかなわれているとのことで、特に館山を味わえるカレーセットだといえそう。

たっぷりのサラダは「たてやま海自カレー」の特徴です。

「野菜ゴロリの元気が出る館山こだわりカレー」は税込1650円。「Photon 325」は館山駅東口から徒歩3分ほどです。


◆房州さばぶしやみつきチキンカレー
最後は館山城の麓の公園にある「里見茶屋」に向かいます。

手作りだんごとお茶がメインの和風カフェですが、カレーが食べられます。

見た目にも濃厚なカレーは、さばぶしの風味が強い辛口。

さらにごろっと骨付き鶏もも肉が1ピース入っていて、ボリューム満点です。

名物の「八犬士だんご」もついてきます。

「房州さばぶしやみつきチキンカレー」は税込1580円。時間帯によっては少人数での対応となるため、訪問時はゆっくりと滞在する前提で予定を組んでください。

里見茶屋の場所はココ、歩くと館山駅東口から25分ほど。バス利用だと、館山航空隊方面に向かうバスに乗車して「城山公園前」で下車すればすぐです。


このほかに、館山航空基地正門近くの「海辺の小さなお宿 まるへい民宿」が宿泊者限定で「鮪サンガに黒麻油が香るブラックジャックカレー」を、館山市南部・平砂浦にいあるリゾートホテル「館山リゾートホテル」がディナー限定で「平砂浦おさかなバーグカレー」を出しています。