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仮想通貨取引所「Binance」のチャンポン・ジャオ元CEOに禁錮3年の求刑


大手仮想通貨取引所・Binance(バイナンス)の共同創業者で、効果的なマネーロンダリング対策を怠ったとして2023年11月にCEOを辞任したチャンポン・ジャオ元CEOに対して、検察が禁錮3年を求刑していることがわかりました。

US seeks 3 years prison for Binance founder Zhao | Reuters
https://www.reuters.com/legal/us-seeks-36-months-jail-binance-founder-zhao-2024-04-24/


US DOJ Seeks Three-Year Jail Term for Former Binance CEO Zhao - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-04-24/us-doj-seeks-three-year-jail-term-for-former-binance-ceo-zhao

DOJ: Ex-Binance Head Deserves 3 Years in Prison
https://www.pymnts.com/cryptocurrency/2024/doj-ex-binance-head-deserves-3-years-in-prison/

司法省は「史上最大規模の調査」を経て、2023年11月、Binanceが銀行秘密法に違反しているとして解決金支払いか、ジャオCEOの刑事告訴を要求。これに対してBinanceは合計約43億ドル(約6690億円)の支払いに合意し、ジャオCEOは引責辞任しました。


しかし検察官は「アメリカの法律に違反し続けることが会社の成長に必要であるとして、法律違反を理解しながら会社の経営を続けた」として、ジャオ元CEOの訴追を進めました。

検察官は「ジャオ被告人が認めたように、アメリカの法律を破ることが会社の成功と収益にとって重要であり、もし法律を守っていたらBinanceはこれほど大きくなることはなく、過去2年間にアメリカで得た収益もありませんでした」と指摘しています。

なお、連邦量刑ガイドラインで推奨される求刑は最大で禁錮18カ月(1年6カ月)ですが、今回、その2倍の禁錮36カ月(3年)が求刑されているのは、故意による違反の大きさを反映したものだとのこと。

ジャオ被告人の弁護団は、被告人が初犯として罪を冷静に受け入れていることや、5000万ドル(約78億円)の罰金を科されていること、類似事件で禁錮刑となった判例がないことを挙げ、寛大な処分を求めています。また、ジャオ被告人は1億7500万ドル(約272億円)の保釈金を支払って自由の身となっていて、連邦量刑ガイドラインの範囲であればいかなる判決であっても控訴しないことに同意済みです。

リチャード・ジョーンズ連邦判事による判決の言い渡しは2024年4月30日に予定されています。

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in メモ, Posted by logc_nt

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