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Google Homeに自動でラップの韻を踏んでもらう「Google Homeで韻を踏むシステム」が登場


ラップでは単語の語尾の母音を合わせることを「ライム」と呼び、韻を踏むことは基本的でありながら奥の深いテクニックとなっています。そんな韻をGoogle Homeに自動的に作成させるという、ラッパーが歓喜しそうなシステムを作った人が現れました。

ラップの韻を自動で踏んでくれるIoTシステムを作りました - チカラの技術
https://power-of-tech.hatenablog.com/entry/2018/08/21/194847

「Google Homeに韻を踏ませる」とはどういうことなのかは、以下のムービーを見れば一発で理解できます。

Google Homeに自動で韻を踏んでもらうシステム - YouTube


「OK、Google。4つ『電子工作』で韻を踏んで」とGoogle Homeに呼びかけ、「電子工作」のライムを検索してもらいます。


Google Assistantは韻検索サービス「韻ノート」から韻を探す模様。


Google Homeは「天使とダンス」「全員合格」「メリオダス」「勢至菩薩」という電子工作と同じ母音のライム4つを提示しました。


「Google Homeで韻を踏むシステム」では、(1)Google Homeが声を認識して文字変換し、IFTTTに送信、(2)Web hooksでAzureへPOST転送、(3)クライアントのRaspberry Piに文字情報を転送、(4)文字情報を韻ノートに送信して結果を文字情報で受け取る、(5)受け取った入力と韻をGoogle Homeに送信してしゃべらせる、という仕組みです。


「Google Homeで韻を踏むシステム」作者のpowerOfTechさんは、「現場で使えるライム集」なるものもムービーに収録しています。なお、「現場」とは設計現場だとのこと。


powerOfTechさんは、「ここで使うなフォトカプラ、遅延が酷くて情報格差、世代交代iCoupler、これが正しい開発だ。Yeah...」など、現場の打ち合わせで使えるラップを披露しており、正しいラップのためのライムが手軽に探せるという点で「Google Homeで韻を踏むシステム」は便利だとしています。


なお、powerOfTechさんはブログ「チカラの技術」で「Google Homeで韻を踏むシステム」のソースコードを表示して、技術的な解説もしています。「設計現場で韻を踏みたい!」という超絶ニッチな領域以外でも、Google Homeに韻を踏ませるだけで楽しめるので、開発者には大いに参考になりそうです。

ラップの韻を自動で踏んでくれるIoTシステムを作りました - チカラの技術
https://power-of-tech.hatenablog.com/entry/2018/08/21/194847

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in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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