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「相手からの好感度を高めるメッセージ」とは?出会い系サイトを社会学者が分析


職場や日常生活で異性と出会う機会がない人たちは、オンラインデートサービスなどの出会い系サイトを使って結婚相手や恋人を探すケースが増えてきています。しかし、魅力的な相手が見つけたとしても、一度も話したことのない人にどのようなメッセージを送ったら良いのかは困るもの。ミシガン大学で社会学の准教授を務めるエリザベス・ブルッフ氏は、実際に出会い系サイトでやり取りされるメッセージを解析したとのことで、どのようなメッセージを送れば返信を得られる確率が上がるのか解説しています。

Aspirational pursuit of mates in online dating markets | Science Advances
http://advances.sciencemag.org/content/4/8/eaap9815

The messages that get replies on online sites, according to sociologists — Quartz
https://qz.com/1352894/sociologists-analyzed-messages-sent-by-online-daters-to-find-which-flirting-techniques-work-the-best/

Out of your league? Study shows online daters message more desirable people | Life and style | The Guardian
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2018/aug/08/out-of-your-league-online-daters-try-to-punch-above-their-weight

ブルッフ氏はある無料の出会い系サービスに登録しているニューヨーク、ボストン、シカゴ、シアトルのアメリカの4都市に在住する約18万7000人のユーザーのメッセージを分析。異性から受信するメッセージの多い人を「魅力度の高い人」と位置付け、メッセージの受信頻度に応じてユーザーをランク付けしています。

すると、ほとんどのユーザーは自分のランクと同等レベルのユーザーに対してメッセージを送ることが明らかとなりましたが、平均25%のユーザー(男性:26%、女性:23%)は自分のランクよりも高いランクの人にメッセージを送る傾向があることが判明しました。

また、格上のユーザーに対するメッセージの内容に男女差があることも判明。男性は格上の女性にメッセージを送るときに「相手を特別視しない短めのメッセージ」を送っていましたが、女性ユーザーが格上の男性にメッセージを送る場合は、「普段より長文のメッセージ」を送る傾向があることが明らかになっています。


このとき、メッセージ内に使用される文言にも特徴があり、男性は「相手の格が上がるにつれて内容がドライになる」傾向にありますが、女性は「格上の相手に対して積極的にアプローチする単語を多用する」傾向があることも判明しました。

調査対象ユーザーのメッセージに対する返答率の平均を調べたところ、男性のメッセージに対して返答する女性ユーザーは37%、女性のメッセージに対して返答する男性ユーザーは16%と、性別によって返答率に2倍の差が生じていることが判明しました。

研究ではメッセージ内容に対する返答率の変化も示されています。メッセージに「積極的にアプローチする単語の多用」した場合は、男女共に返答率を下げる傾向があること。また、「長文のメッセージ」についてはシアトルを除いた3都市で男性からの評価を下げてしまうことが明らかになりました。

格上の相手に対して送られる男性の「短め」「格上になるにつれて内容がドライになる」というメッセージ内容の傾向と、女性の「長文」「積極的にアプローチする単語を多用する」傾向の影響は、その返答率に現れています。前者の返答率は平均である37%を大きく下回る21%となり、後者に対する返答率も平均値である16%を下回ることが明らかになっています。なお、格上の相手にメッセージを送る場合は、ランク差が大きければ大きいほど、返答率が下がる傾向があるとのこと。この結果から、異性にメッセージを送るときは長文をなるべく避け、積極的なアプローチを示唆するような単語の使用は控えた方が良いことが考えられます。


オックスフォード大学で出会い系サイトの研究を行っているバーニー・ホーガン氏は「この傾向は他の国でも当てはまる可能性が高いと考えている」と語っていますが、「人によって求める関係性が異なることから、必ずしも全員に当てはまるわけではない」とも指摘しています。

なお、ブルッフ氏が調査したタイミングでは、ニューヨークに住む30歳の女性ユーザーが最もメッセージを受けていたとのこと。このユーザーは調査期間中に1504件、時間にして30分に1回のペースでメッセージを受け取っていました。ブルッフ氏は「このユーザーは調査した出会い系サービスの中で最も人気があって、彼女に追従するようなユーザーは誰一人いませんでした」と語っており、このユーザーがメッセージを送信する頻度は月に2、3件程度であることから、普通の男性が彼女にメッセージを送ったとしても、相手にされる可能性は非常に低いと説明しています。

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