試食

「エナジードリンクは化学的・人工的」に対抗する自然派エナジードリンク「サントリー 南アルプスPEAKERビターエナジー」を飲んでみた


コンビニのエナジードリンクの棚を見ているといろいろと新商品が登場していて活況にみえるのですが、サントリーによれば「エナジードリンクは化学的で人工的なイメージがある」「何が入っているのか分からないので飲むのが少し怖い」という意見があり、実はそれほど広い層に飲まれているわけでないのだそうです。そこで生まれた新商品が「サントリー 南アルプスPEAKERビターエナジー」です。発売は2018年8月21日(火)からですが、一足早くサンプルを送ってもらったので、どのようなエナジードリンクなのか飲んでみました。

サントリー 南アルプスPEAKERビターエナジー | サントリー天然水 サントリー
https://www.suntory.co.jp/water/tennensui/product/peaker.html

エナジードリンクは缶に入ったタイプが多いのですが、この「南アルプスPEAKERビターエナジー」は375mlのペットボトル入り。エナジードリンクとしては大容量の部類です。赤い鳥のマークが印象的。


最後まで落ちない、ビターエナジードリンク」というキャッチコピーと、飛び上がった赤い鳥がふわふわと飛び続ける「DRINKING STYLE」のグラフが示されています。原材料は「ナチュラルミネラルウォーター」が筆頭で、以下「糖類(砂糖、パラチノース、高果糖液糖)、有機グレープフルーツ果汁、食塩、グアユサエキス、ミントエキス、生姜」と続きます。パラチノースはてんさいを原料とした糖類、グアユサはカフェインを含む茶葉です。


100mlあたりの成分はエネルギー33kcal、タンパク質0g、脂質0g、炭水化物8.3g、糖類7.8g、食塩相当量0.08g、クエン酸300mg、カフェイン12mg。エナジードリンクにはたっぷりとカフェインが含まれていることが多いのですが、PEAKERの場合は1本換算で45mgと、従来のエナジードリンクより少なめ。だいたい、緑茶飲料1本分とほぼ同等だとのこと。


他のエナジードリンクと成分を比較した表が以下のもの。「-」はラベルに表記がなかったもの。PEAKER以外は「モンスターエナジー」日本上陸時に取ったデータなので、現在は数字が変わっているかもしれませんが、PEAKERがエナジードリンクとしては例外的な存在であるのがわかります。

PEAKER

レッドブル

モンスターエナジー

モンスターカオスburn エナジードリンクburn エナジーブーストロックスター
エネルギー(kcal)33465031608858
たんぱく質(g)0000.501.80.3
脂質(g)0000000.1
炭水化物(g)8.310.712.67152014.1
食塩相当量(ナトリウム/mg)808078014024.1
カフェイン(mg)1232(250ml)/43.24(185ml)40403210048
アルギニン(mg)-120125125125600120
ナイアシン(mg)-38.58.53.84.48
ビタミンB2(mg)-0.090.70.70.20.21.44


375mlと量が多いからか、ラベルには残量を示す目盛りがついています。


香りは弱めなので、グラスに注いでも周囲に広がるほどではありません。鼻を近づけると、鼻の奥をくすぐるような柔らかい甘さと、ショウガをすりおろした後のようなスーッと鼻に抜ける爽やかさとが混ざったような香りがします。味は、まずジンジャーエールのような「苦味のある炭酸飲料」の味わいが舌を通ったあとで、アップルタイザーやシャンパンのような、果実の甘みを含む炭酸飲料の風味が続きます。ただ、この甘みはそう強くなく、先に通った苦味が残り続けるような感覚があり、表現としては「辛口」ということになりそう。「苦味・強炭酸」が特徴だとのことなのですが、飲んだ印象としては炭酸の刺激はそこまで強くなく、舌の先端から中央部にかけてシュワシュワという刺激がありますが、口の中全体がはじけるような感覚はありません。


「エナジードリンク」ではあるものの「薬っぽさ」はあまりなく、炭酸飲料とエナジードリンクの中間ぐらいのイメージなので、エナジードリンクの独特の風味が苦手という人でもこれなら飲めるかもしれません。

なお、価格は1本190円で、2018年8月21日(火)から1都10県(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・長野・新潟・山梨・静岡)で発売され、全国発売は2018年10月からの予定です。

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in 試食, Posted by logc_nt

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