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世界最大の無料パブリックDNSサービス「Google Public DNS」が提供されて「8年8カ月8日8時間」を迎える

by mjmonty

Googleは2009年12月3日にパブリックDNSサービス「Google Public DNS」を提供開始しました。Google Public DNSは完全無料で誰でも使うことができ、「8.8.8.8」「8.8.4.4」という覚えやすいアドレスでも話題となりました。そして、2018年8月12日をもって8年8カ月8日8時間を迎えたとのことで、2018年8月現在のGoogle Public DNSの使用状況をGoogleが公式ブログにまとめています。

Google Online Security Blog: Google Public DNS turns 8.8.8.8 years old
https://security.googleblog.com/2018/08/google-public-dns-turns-8888-years-old.html


「Google Public DNS」はGoogleが運用する公開DNSサーバーです。Googleの公開DNSサーバーは世界各地に設置していて、Googleの検索インデックスを活用していることから、Google Public DNSを利用することでページ表示するまでの速度が上昇し、ユーザーのセキュリティも向上するという利点があるとGoogleは主張していました。

登場してから8年間でGoogle Public DNSのDNSクエリは増加の一途をたどっています。2018年にはGoogle Public DNSの利用率は16%を超えていて、1日あたりの検索数も1兆クエリを上回るほど成長をとげています。


Google Public DNSがここまで大きな成長を遂げた理由は「無料の公共インターネットサービスの充実」だとGoogleはコメントしています。Googleは無料のWi-Fiスポットの提供にも取り組んでいて、例えば「Google Station in India」というプロジェクトでは、インドの鉄道駅にGoogleが無料のWi-Fiスポットの設置を進めています。これら無料Wi-Fiスポットでも、Google Public DNSは使用されています。


また、Googleによると、アフリカや東南アジアの地域では、インターネットサービスプロバイダ(ISP)もユーザーのDNSクエリを解決するために「8.8.8.8」を利用しているとのこと。Google Public DNSの世界的な使用状況を示す以下のマップを見ると、東南アジアやアフリカの一部国地域でもGoogle Public DNSの使用率が高いことがよくわかります。


一方で、2017年8月25日にGoogleのネットワーク設定ミスが原因でGoogle Public DNSがBGPハイジャックされ、日本のインターネットで大規模な通信障害が発生しました。同様に、2014年には南米でも「8.8.8.8」が最大で22分間ほどBGPハイジャックされたという事例も発生しました。世界最大のパブリックDNSリゾルバになったGoogle Public DNSですが、BGPハイジャックによる攻撃が増加していることをGoogleは認識していて、Google Public DNSそのもののセキュリティ向上が今後の課題であるとGoogleは述べています。

なお、近い将来にGoogle Public DNSに関する何らかの発表があるとGoogleは予告しています。

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