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日中に太陽が3時間だけ消える異常事態がシベリアで発生、陰謀論も

by J Lippold

シベリアに位置するロシア連邦の構成主体の一つ、サハ共和国は永久凍土に覆われた極寒の地です。シベリアでは10月から4月にかけての長い冬が終わり夏になると、人々はメガネや顔を凍らせたりしてしまうリスクなしで外出できるようになります。そんな住人にとって貴重な7月の太陽が、「日中なのに3時間ほど見えなくなってしまった」と報じられています。

Sun blanked out in Arctic Siberia
https://siberiantimes.com/other/others/news/sun-blanked-out-in-arctic-siberia/

Mysterious Substance and 'Devilry' Blamed for 3-Hour 'Solar Eclipse' in Russia
https://www.livescience.com/63143-siberia-pollution-eclipse.html

Mystery gets murkier over cloud that turned day into night
https://siberiantimes.com/other/others/news/mystery-gets-murkier-over-cloud-that-turned-day-into-night/

サハ共和国は「世界で最も寒い場所」とも呼ばれ、1926年にはマイナス71.2度という北半球での世界最低気温記録を樹立したオイミャコン村があることでも知られています。面積の40%が北極圏に含まれるサハ共和国では、冬には極夜が訪れて日照時間が2時間を割る地域もあるそうですが、7月には1日20時間以上も太陽が出ているとのこと。

共和国の中央部に位置するEveno-Bytantaysky地区とZhigansk地区の住人は、2018年7月20日の午前11時頃から午後2時にかけて、「太陽が消滅した」と訴えています。地元の人々によれば、突如空が赤黒いものに覆われ、太陽が見えなくなってしまったとのこと。地元の人々が撮影した写真には、空気が赤っぽい色に染まっていることが確認できます。


懐中電灯などを持って外に出た住人もいたそうですが、何か重いものが胸を抑えているような感覚にとらわれたとのことで、「外に出続けることは不可能でした」と地元の人々は証言しています。ある住人は突然外が黒いスモッグに覆われ、湖には黒い汚染層が浮かんだと話しました。

共和国の他の地域ではこのような現象は確認されておらず、太陽が隠れてしまう事態は一定の地域にのみ発生した模様。通常、日食の間は気温が下がることが確認されていますが、サハ共和国の人々は常に低い気温で生活しているため、特に気づいたことはなかったとのこと。


太陽が隠れてしまう事態を目の当たりにした住人たちの間では、さまざまなウワサが飛び交っているとも報じられています。ある人物は「アメリカの衛星がこの地域の放射線レベルの上昇と軍隊の出動を確認した」「UFOの仕業だ」「日食だ」などとウワサされており、行政当局には人々からの「あれは何だったのか説明してくれ」という問い合わせが多く寄せられたとのこと。

人々の間では陰謀論もささやかれていますが、新聞では「森林火災による影響かもしれない」と報じられています。夏季になるとシベリアでは頻繁に森林火災が発生し、2018年の5月から数万エーカー(約数百平方キロメートル)もの森林が火災によって焼かれています。火災で発生した煙や飛散物は数千kmも飛んでいくことがあるそうで、サハ共和国を襲った「日食」の正体は火災による煙やチリだった可能性があります。

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in メモ, Posted by log1h_ik