メモ

政府のウェブサイトからFlashコンテンツを全廃するよう上院議員が主張

by Antonio Fucito

Adobeが2020年末の開発および配布の終了を表明している「Flash」について、民主党のロン・ワイデン上院議員が政府のウェブサイトからすべて取り除くよう求めるメールを国立標準技術研究所(NIST)、国家安全保障局(NSA)、国土安全保障省(DHS)に対して送付しました。

Wyden Flash
http://www.documentcloud.org/documents/4618332-Wyden-Flash.html

Senator Asks US Government to Remove Flash From Federal Sites, Computers
https://www.bleepingcomputer.com/news/government/senator-asks-us-government-to-remove-flash-from-federal-sites-computers/


ワイデン議員の主張は大きく分けると3つ。1つ目は、いかなる政府系ウェブサイトにも新たなFlashコンテンツを展開させないよう政府系機関に60日以内に命じること。2つ目は、2019年8月1日までにウェブサイトからFlashコンテンツを除去するよう政府系機関に要求を下すこと。3つ目は、Flashを除去するためのプログラムのパイロット版を2019年3月1日までに作成し、2019年8月1日までに政府系機関すべてに配布することです。

2020年に開発・配布中止になったからといってその瞬間にFlashコンテンツが使えなくなるわけではないので、ワイデン議員の主張はやや過激すぎるように思えるのですが、ワイデン議員はWindows XPのときの二の舞を懸念しているとのこと。

「Windows XPのとき」というのは、Windows XPのサポート終了が近づいても政府が積極的な環境移行をせず、結果として、Microsoftに数百万ドルものサポート費用を支払うことになったことを指します。

Flashに関しては、PCを乗っ取られうる凶悪な脆弱性など、セキュリティ面の問題がたびたび指摘されていて、DHS配下のセキュリティ対策組織であるUS-CERTが2010年の時点でFlashの使用に対して警告を発していました。

ワイデン議員は上院情報委員会のメンバーで、2016年のアメリカ大統領選へロシアが関与している疑惑について、トランプ氏との金銭関係を調べる必要があると指摘した人物。政府の動きには常に厳しい目を向けているようです。

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