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Touch Bar搭載のMacBook Proの2018年モデルは「データ復旧できない」ことが明らかに


MacBook Proの2018年モデルはCore i9を搭載モデルを使用すると冷却が間に合わず、CPU本来の性能を引き出せないと言った問題があると指摘されるなど、一部で厳しい評価を受けています。Apple製品やmacOS関連のニュースを扱うMac Rumorsこれ以外にも別の問題として、「Touch BarのMacBook Proの2018年モデルはマザーボードが故障してしまうと、SSDからデータを取り出せなくなる」ことを指摘しています。

Apple Seemingly Unable to Recover Data From 2018 MacBook Pro With Touch Bar When Logic Board Fails - Mac Rumors
https://www.macrumors.com/2018/07/22/2018-macbook-pro-lacks-data-recovery-port/

Appleが2016年にTouch Bar搭載モデルのMacBook Proの販売を開始したとき、さまざまな製品の修理難易度を評価するiFixitがストレージの設計に問題があると指摘していました。それは「SSDが取り外し不可になっている」というもので、MacBook Proのマザーボードが壊れてしまうと、修理と同時に本体に保存されているデータも復旧できないことが懸念されていました。

実際はマザーボードが故障していたとしてもデータ復旧が可能で、Appleが正規の修理サポートを行う店舗向けにデータ移行ツールを用意していました。このツールは、故障したMacBook Proのマザーボードを専用のホルダーに取り付けた状態で復旧用のMacにつなぎ、SSD内に保存されているデータを新しいMacBook Proに移行するというものです。


故障したマザーボード上のSSDからデータを取り出す時は、以下の画像(上部)にあるデータリカバリー用ポートにデータ移行ツールのコネクタを取り付けることで作業が行えるようになります。このポートはTouch Bar搭載のMacBook Proの2016年モデルと2017年モデルには存在していましたが、2018年モデルからなくなっていることがiFixitの調査で明らかとなりました。


MacRumorsは複数のAppleの正規の修理店に問い合わせてみたそうですが、いずれの店舗からも「Touch Bar搭載のMacBook Proの2018年モデルはデータ移行ツールに対応していない」と回答されたそうです。

AppleがTouch Bar搭載のMacBook Pro 2018年モデルからデータ移行の仕様を変更した理由については、ハードウェアの事情によるものであることがわかっています。同モデルにはストレージのハードウェア暗号化機能を搭載したカスタム版T2チップが組み込まれており、SSDに保存されているデータは個々のT2チップごとに異なる方法で暗号化されます。暗号化されたデータは別の端末で読み出すことが事実上不可能なため、Appleは「データリカバリー用のポートが残っていても機能しない」ことを理由にポートを外したのだと考えられています。

AppleはTouch Bar搭載のMacBook Pro 2018年モデルを使用する際は、macOSのTime Machine機能を使用して、定期的なデータのバックアップの取得を推奨しています。実際のバックアップ方法は以下で確認することが可能です。

Time Machine で Mac をバックアップまたは復元する方法 - Apple サポート
https://support.apple.com/ja-jp/HT201250


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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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