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Google従業員がイスラエルとの協力に抗議し逮捕される


Googleがイスラエル政府と協力関係を結んだことに抗議してオフィス内で座り込みを行ったGoogle社員9名が逮捕されました。

Google workers stage sit-ins to protest company’s work with Israel - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/technology/2024/04/16/google-sit-in-employee-protest-nimbus-israel/


Googleは2021年にイスラエル政府のパブリック・クラウド・サービスの提供元として選出され、同国における医療・輸送・教育などの公共部門における課題への取り組みを支援する協力者となりました。この協力関係は「Project Nimbus」と呼ばれており、少なくとも7年間は関係が継続するものとされています。

しかし、Project Nimbusが発表される直前の2021年5月にイスラエルとガザ地区の武力衝突が起きていたため、「大量虐殺やアパルトヘイトを支援するものだ」との批判が社内外から相次ぎ、多くの抗議活動が行われ、解雇されるものも出たと伝えられています。


2023年10月にも衝突が発生したことで、社内の批判はさらに強まりました。

ワシントン・ポストの報道によると、2024年4月16日頃、カリフォルニア州サニーベールとニューヨーク市にあるGoogleのオフィス内で合計9名の従業員が逮捕されました。


両オフィスではGoogleとイスラエル政府の協力に抗議する座り込み活動が実施されていて、抗議者は「契約から手を引くという抗議者側の要求をGoogleがのむまでオフィスに居座り続ける」と宣言していたそうです。

ところが、そこに警察が現れて立ち退きを要求し、従わなかった従業員が連行されたとのことです。

今回の騒動を受け、Googleは「他の従業員の仕事を物理的に妨げたり、従業員の施設内への立ち入りを妨げたりすることは、私たちのポリシーに明らかに違反するため、私たちは調査して行動を起こします。抗議に参加した従業員は休職となり、当社のシステムへのアクセスは遮断されました。彼らは退去要請を何度も拒否したため、オフィスの安全を確保するために警察当局が排除することになりました」との声明を発表しました。

抗議行動は2023年10月以来激しさを増しており、12月にはカリフォルニア州サンフランシスコにあるGoogleオフィスの外で人通りの多い道路の交通が抗議者によって遮断されました。2024年3月上旬には、イスラエルにいるGoogle最高幹部のスピーチ中に立ち上がって抗議した従業員が解雇されています。

Google workers and Bay Area activists holding die-in at Google SF to demand the company stop powering Israel’s genocide of Palestinians in #Gaza. pic.twitter.com/OzVdWTAthO

— PALESTINE ONLINE ???????? (@OnlinePalEng)

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in Posted by log1p_kr

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