メモ

若者の窃盗や飲酒運転などの犯罪が激減、なぜか?



オーストラリアでは未成年による犯罪行為が、ここ10年間に半減するなど、大幅な減少が確認されています。その原因は意外にも「インターネット」だそうです。

Where have all the young offenders gone? Examining changes in offending between two NSW birth cohorts | Australian Institute of Criminology
https://aic.gov.au/publications/tandi/tandi553

Netflix and Facebook helping reduce youth crime - ANU
http://www.anu.edu.au/news/all-news/netflix-and-facebook-helping-reduce-youth-crime

オーストラリア国立大学(ANU)のジェイソン・パイン博士の研究チームは、ニューサウスウェールズに住む1994年生まれと1984年生まれの人について、10歳から21歳までの犯罪率について比較し分析しました。その結果、暴力犯罪が39%、薬物犯罪が22%、一般窃盗が59%、車両窃盗が59%、飲酒運転が49%減少するなど、犯罪率が大幅に減少していることが明らかになりました。

パイン博士は、犯罪率が減った原因を「若者の生活習慣の変化」だと考えています。具体的には、近年のインターネットの普及、発達に伴って、ソーシャルネットワークやオンライメディアに費やす時間が増えた結果、若者が街でたむろする時間が大幅に減っているのだとのこと。親や教師の目が届かず、衝動的な「怒り」が発生しやすい路上で集団でたむろする機会が減ったことで、犯罪につながる機会が減ったからではないかと研究者は考えています。


しかし、犯罪率が減少したことは手放しで喜べないとパイン博士は指摘しています。それは、窃盗などの伝統的な犯罪行為が減った代わりに、インターネットを悪用した新しい犯罪行為が登場しているからだとのこと。

また、犯罪率が全体的に減少した中で、何度も犯罪を繰り返す慢性的な違反者は5%増えていることも確認されています。そのため、ニューサウスウェールズでは初めて犯罪を犯す人の割合が減少する一方で、依然として犯罪を繰り返す「ハードコア」な若者は依然として残っていると考えられています。

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