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Microsoftもレジ不要の決済システムを開発中、小売市場をかけたAmazon対Microsoftのバトルが勃発



Microsoftが小売店のレジに並ぶことなく買い物ができる「レジなし」決済システムを開発中だとReutersが報じています。Amazonのレジなしスーパー「Amazon Go」と同じく、実店舗でのキャッシュレス決済サービスのシステム構築にMicrosoftも参戦するようです。

Exclusive: Microsoft takes aim at Amazon with push for checkout-free retail | Reuters
https://www.reuters.com/article/us-microsoft-store-exclusive/exclusive-microsoft-takes-aim-at-amazon-with-push-for-checkout-free-retail-idUSKBN1JA0D5

Reutersが事情に詳しい関係者から得た情報によると、MicrosoftがAmazon Goと同様の、レジでの決済不要のキャッシュレス決済サービスを開発中だとのこと。情報筋によると、棚にカメラなどのセンサーを取り付けるAmazon Goの方式に対して、Microsoftのシステムではショッピングカートにカメラを取り付けて顧客が購入する商品を追跡し、スマートフォンと連携させることでショッピング体験を向上させるための斬新な手法を開発中だそうです。


Microsoftのレジなし決済システムの開発にはMicrosoftのビジネス部門やAI開発部門などの出身者からなる10人から15人規模のグループが形成されており、AVA Retailを含む6カ国にまたがるパートナー企業が開発に参加しており、すでにサティア・ナデラCEOに対してプロトタイプシステムが披露されているようです。

AmazonはすでにAmazon Goを実店舗に導入しており、今後、アメリカ国内でAmazon Go店舗を増やしていく予定です。ネット通販でAmazonの猛攻を受けた小売業者の多くは、リアル店舗へのAmazon進出を恐れており、キラーコンテンツとなるAmazon Goの存在は恐怖の対象です。そこで、MicrosoftはAmazonの脅威におののく小売業者に向けて、Amazon Goと同様にレジで待つことなく決済が行えるレジなし決済システムを提供するというわけです。


MicrosoftはクラウドサービスでもAmazonのAWSに大きく水をあけられていることから、実店舗へのレジなし決済システムの提供はクラウド分野でもAmazonを追撃できるというメリットもあるとみられています。Reutersからの問い合わせに対して、Microsoftは「噂や憶測についてはコメントしない」と答え、Amazonやウォルマートはコメント自体を拒否したそうです。

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