ハンガリーを象徴する飲み物「パリンカ」「ウニクム」「炭酸水」の歴史がわかるムービー



ハンガリーを代表する伝統的な飲み物として、パリンカ、ウニクムの2種類のお酒、そして炭酸水の3つが挙げられます。しかし、日本では炭酸水以外なじみがなく知らない人の方が多いはず。そんな3つの飲み物が、なぜハンガリーを象徴する飲み物となったのかGreat Big Storyがその歴史に迫っています。

The History of Budapest In Three Cups - YouTube


ハンガリーのブダペストに来て、レストランに立ち寄ったら……


ウォッカ、ジン、ラム、レモネードといったお酒やソフトドリンクを頼む人がいるかもしれません。しかし、これらを注文するのは、少しもったいないと言えます。


代わりにハンガリーの象徴する飲み物「パリンカ」「ウニクム」「炭酸水」を選択することをオススメします。


まず、パリンカについて、ブダペストでHouse of Hungarian Pálinkaを経営するゾルタン・アルバ・トス氏に聞いてみます。


「パリンカは果物を原材料としたお酒であり、ハンガリーでは『強靱(きょうじん)な精神』を表す飲み物として広く知られています」


「パリンカは1300年代に始まったとされており、当時の国王と王妃が自身の痛風を治療するためにパリンカを口にしていたことが記録に残っています」


「パリンカは数多くの果物から作ることができ、スモモ、チェリー、西洋ナシ、リンゴなど豊富な種類があります」





「また、アルコール度数が高いのも特徴で大半が40%~50%ほどですが、中には60%以上のものもあります」


続いて、ウニクムを唯一生産・販売を行っているZwackを経営しているシャンドル・ツヴァック氏にウニクムについて聞いてみます。


「ウニクムはパリンカほどのアルコール度数はありませんが、それでも40%はあります」


「ウニクムはハーブで作られた非常に苦いお酒ですが、毎年400万本を売り上げています。ハンガリーには1000万人ほどしか国民がいないことを考えると相当数の売上であることがわかります」


この写真の人物は、ツヴァック氏の祖先にあたる人物で、当時はハンガリー王専属の医師として働いていました。あるとき、国王は胃の具合を悪くしてしまったことがあったそうです。


「そこで、私の祖先が国王の胃の状態を良くするため、40種類のハーブとスパイスで作られたお酒を作成しました。これがウニクムの始まりです」


「ウニクムの作り方は一子相伝となっており、レシピを明かすことはできません」


「せっかくなので、バニラとショウガがお酒の原材料となっているとだけ教えてあげましょう。ただし、言えるのはここまでです」


ここまでは、お酒好きな人向けのお話でしたが、お酒が飲めない人には炭酸水をオススメします。


ハンガリーで炭酸水はとてもポピュラーな飲み物です。


「私はラースロー・キス。炭酸水を作っています」


「当然、炭酸水なので材料は水と二酸化炭素しか使用しません。簡単な工程ではあるのですが、私たちは水にどれだけの量の二酸化炭素を含ませるか、どの程度の圧力でボトル内に二酸化炭素を充満させるかを注意しながら作業を行っています」



「炭酸水を大量生産する方法は1820年代にイェドリク・アーニョシュ氏によって開発されました。それ以来、国内での炭酸水の需要が急増することになり、ポピュラーな飲み物になりました」


「私は、ハンガリーの血を引く全ての人々が炭酸水のボトルを見て笑顔になると思っています」


ハンガリーを旅行した際には、パリンカ、ウニクム、炭酸水を口にしてみるのはいかがでしょうか。

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