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キラウエア火山から流れ出る溶岩を4K撮影したムービーが圧倒的、周囲を生き物のように飲み込んでいく様子が公開中



2018年5月3日から始まったハワイ島キラウエア火山の噴火は、溶岩によって森が飲み込まれたり、巨大な湖が流れ込んだ溶岩の影響で蒸発したりするといった大きな被害をもたらしており、研究者にもいつ溶岩の流出が止まるのか予測できない事態になっています。映画製作者のタイラー・ハレットさんは、そんなキラウエア火山の溶岩を2017年にタイムラプス撮影したショートムービーを製作していました。

Hawaii's Kilaeuea Volcanic Eruption: A Stunning Time-Lapse


赤々と燃えたドロドロの溶岩は、非常にゆっくりとしたスピードで、粘度を感じさせる動きで流れていきます。ハレットさんは、溶岩の近くまで近づいた決死のムービー撮影の約1年後、キラウエア火山噴火のニュースを目にして、「実は非常に危険なことをしていたのかもしれない」と思い始めたとのこと。


遠くからキラウエア火山から流れる溶岩を見ると、まるで転々とかがり火がたかれているようにも見えます。


ハワイ諸島は火山活動によって生まれた島であり、場所によっては一面の溶岩が視界を埋め尽くすこともあるとのこと。


この一面の溶岩地帯を作り出すには、いったいどれほどの溶岩が流れ出ればいいのか、というほどの広大さに圧倒されます。


流れ出る溶岩の表面は空気に触れて冷えるため、固まって黒くなっています。溶岩大地は全くの不毛地帯であるかのようにも思えますが、ところどころには溶岩の隙間から草が生えている場所もある模様。そんなけなげに育つ植物のすぐそばにも、容赦なく溶岩は流れてきます。


黒く冷え固まった溶岩の下に、赤く燃えさかるドロドロの溶岩が見えています。


ゆっくりと流れていく溶岩を見ていると、まるで意思を持って動いているかのような錯覚を起こしてしまいそうです。


平常時のキラウエア火山では、溶岩が流れるスピードは非常にゆっくりしたものです。しかし、動けない植物はなすすべもなく溶岩に飲み込まれていきます。


後ろから流れてくる溶岩に押され、盛り上がるように流れる溶岩は迫力満点。


ひだのできた溶岩の表面を見ていると、どこか有機的な印象を受けます。


少し前に溶岩が流れ出して固まった大地の上に、さらに新しい溶岩が流れてきて、また冷えて固まり新しい大地を作り出します。こうして次々と、溶岩大地の表面は新しい溶岩によって作り替えられていくのです。


みるみるうちに溶岩はカメラのそばまで迫ってきます。


流れ出る溶岩を背景に、溶岩の隙間から生えた幼木が、頼りなさげに風に吹かれていました。


そんなたくましい植物にも、溶岩はゆっくりと迫ってきて……


葉や枝を燃やしながら飲み込んでいきます。


溶岩の流れが速い場所では、赤々とした熱い溶岩をしっかりと観察可能。


はるか遠くから溶岩は流れてきており、溶岩が噴出した地点は撮影地点からだと見ることすらできません。


溶岩が流れ出す場所に生えた植物は、しっかりと成長する前に溶岩に燃やされてしまうことがほとんどですが、風にのった種子が冷えた溶岩大地にたどり着けば、再び芽を吹きます。


間近で溶岩を観察すると、圧倒的な自然に対する人間の無力さが思い知らされるかのようです。


まるで川のように溶岩が流れていきます。


そんな溶岩のすぐそばで、白く小さい花を咲かせる植物もありました。ゆっくりと溶岩はこちらに向かって流れてきて、このままだとおそらく飲み込まれてしまうでしょう。


夜になると、流れ出した溶岩の端が赤く光り、幻想的な光景を生み出していました。


YouTubeに投稿されたムービーは4KをHD画質に変換してアップロードされていますが、以下からは4K画質そのままで試聴することが可能です。

Dawn of Fire

Dawn of Fire from Tyler Hulett on Vimeo.


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in 動画, Posted by log1h_ik