サイエンス

筋トレ後に体に痛みが走った高校生の母、ネット検索で難病を見抜く



アメリカの高校生が筋力トレーニングの後に、体中に痛みを感じました。息子の異変に気付いた母がインターネットで症状を検索した結果、命に係わる難病を発症していることが判明。高校生は一命をとりとめたそうです。

Texas teen hospitalized with rhabdomyolysis, or rhabdo, after working out too hard - CBS News
https://www.cbsnews.com/news/texas-teen-hospitalized-rhabdo-rhabdomyolysis-after-working-out-too-hard/

A Teen's Muscle Soreness Turned Out to Be This Life-Threatening Condition
https://www.livescience.com/62738-teen-muscle-soreness-rhabdomyolysis.html

アメリカ・テキサス州に住む17歳のジャレッド・シャムバーガーさんは、家族と一緒にフィットネスジムに通うことになりました。すでに父や兄は何年も前からトレーニングをしていたこともあって、早く父・兄に追いつきたいと考えていたジャレッドさんにとっては念願のジム通いになったそうです。

しかし、激しい90分間の腕のトレーニングの後、筋肉に腫れが生じ痛みが出てきました。「それは本当にひどい痛みで、触ると痛みが走り、筋肉は腫れ上がりました」とジャレッドさんはコメントしています。


痛みに苦しむ息子を見たジャレッドさんの母は、心配してインターネットで症状を調べたとのこと。その結果、「横紋筋融解症」と呼ばれる筋細胞が血液に流出する病気の可能性があることがわかりました。なお、横紋筋融解症は腎機能の低下を招き、最悪の場合、死に至ることもある病です。

驚いたジャレッドさんの母は、すぐに病院に電話で「息子が横紋筋融解症を発症している可能性がある」と伝えたとのこと。検査の結果、ジャレッドさんの母の見立ては正しく、横紋筋融解症という診断結果が下されジャレッドさんはすぐに入院。5日後には退院し、現在は回復傾向にあるそうです。

オハイオ州立大学ウェクスナーメディカルセンターのスポーツ医学研究者のブライアンと・ウォルロード博士によると、横紋筋融解症ではミオグロビンと呼ばれるたんぱく質が血中に流出しますが、血液だけでなく尿から流出することがあるとのこと。そのため、筋肉の痛みとともに、どす黒い色の尿も病気が疑われるポイントだそうです。

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in サイエンス, Posted by logv_to