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「仕事ができる人」が持つ6つの特徴とは?


企業が新たな人材を採用する時には、その人の持つ能力を見極める参考にするため、また限られた時間の中で効率的に優れた人材を見つけるために、日本ではSPI総合検査を中心とする適性検査が用いられます。アメリカにも同様の検査があり、中でも約9割の企業は応募者の人物像を把握するために、Myers-Briggs Type Indicator(MBTI)と呼ばれる性格検査が広く用いられています、しかし、MBTIによる評価は多くの心理学者から「職場でのパフォーマンスとの関連性は低い」と指摘されており、信ぴょう性のある判断基準ではないとされてきました。仕事のパフォーマンスとパーソナリティ(人格)の関連について、ロンドン大学の心理学者であるイアン・マクレー氏とエイドリアン・ファーナム教授が進めてきた研究では、仕事ができる人には6つの特徴があることが明らかになってきています。

BBC - Capital - The secrets of the ‘high-potential’ personality
http://www.bbc.com/capital/story/20180508-the-secrets-of-the-high-potential-personality

マクレー氏とファーナム氏は研究を進めている段階ではあるものの、職場での成功に結び付く6つの特徴を特定しました。また、6つの特徴にはそれぞれに最適値が存在しており、極端に強いものがある場合はその要素が欠点となってしまうことがあることもわかっています。

マクレー氏は「仕事内容によっては求められる特徴が異なります。このため、6つの特徴が全ての仕事にはあてはまるものではなく、一般的な企業でリーダーに求められる6つの特徴をまとめました」と述べています。マクレー氏とファーナム教授が挙げた「仕事ができる人」の特徴は以下の6点です。

◆誠実性
誠実性のある人とは、約束を守り、計画通りに仕事ができる人を示しています。誠実な人は衝動的な行動を抑えることができるため、長期的に正しい判断を取り続けることができます。企業において最良の選択を取り続けるためには、誠実さが不可欠ですが、誠実さの度を超えてしまうと柔軟性のない堅苦しい人と評価されてしまう可能性があります。


◆不安な場面でも自らを律する調整力
この能力のある人は、不安な場面に直面しても自らの行動や意志決定に影響することがなく、自らにふりかかるプレッシャーに容易に対処できます。この特性が弱い人は仕事のパフォーマンスが下がる傾向にありますが、考え方を変えるだけで影響を緩和できるとのこと。その考え方とは、ストレスの多い場面に対して「自らの成長の糧」と考え直すことです。このように考えることで、ネガティブな状態から抜け出し、仕事のパフォーマンスを取り戻すことができるとしています。

◆あいまいさへの耐性
これは未知の課題が与えられたときに、課題が達成できるまでの全ての工程を明確化したいと考えるか、未知の状態でも進むことができるかを示しています。耐性の高い人は、課題解決のために多くの意見を取り入れながら仕事を進める傾向にあります。このため、問題を多角的な視点で捉えることができ、課題に対して適切に対処できる可能性が高くなります。

また耐性の低い人に対して、マクレー氏は「彼らは絶対的な思考を持つ傾向にあります。たとえば、耐性の低い人が製品のセールスポイントを誰かに説明するとき、複雑なセールスポイントを理解しようとせず、無理やり簡単なセールスポイントに変更しようとする可能性があります。これはダメなリーダーの典型かもしれません」と語っています。


マクレー氏は「耐性の低い人が必ずしも欠点ではない」と指摘しています。マクレー氏によると「たとえば、厳しい制限が課せられたような環境で問題点を解決しなければならない場合、大胆な対応をするわけにはいきません。このような場面では秩序あるアプローチを採用する必要があります」とのこと。

◆好奇心
好奇心の強い人は新しいアイデアに興味を持ち、職場に多くの利点をもたらすことが近年の研究で示されています。好奇心旺盛な人は新しい物事に対して意欲的に取り組むことができるため、仕事の満足度も高く、疲労を抑えることにもつながります。しかし、好奇心の度が過ぎると気持ちの移り変わりが激しくなってしまい、プロジェクトの完成を見ないまま、別のプロジェクトへの移動を繰り返してしまう可能性があります。

◆リスクに対して挑戦する意欲
意欲のある人は、一歩先に進めば困難な状況に陥ることが明白な場面であっても「この問題を解決すれば、長期的な利益を得ることができる」と考えて前に進むことができます。この能力を持っていると、厳しい場面であっても大きな利益を得るために行動を起こせるようになることから、管理職にとって必要な能力とされています。


◆競争心
競争心のある人は「負けたくない」という強い思いをモチベーションに変えることができるので、仕事の成功に結び付く可能性が高まります。しかし、この能力が強すぎると、チームメンバーの不満を買ってしまい、チームを崩壊に招いてしまう可能性があります。

マクレー氏は6つの特徴について、「これらの能力を全て最適な範囲で持っている人はゼロに近いでしょう。しかし、チームの中に欠点を補ってくれる仲間がいれば何も問題はありません」と語っており、仕事を行うときは1人ではなく欠点を補い合ったチームで行うことが重要であるとしています。

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in メモ, Posted by log1j_ty