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Amazonプライムの会員数がついに1億人を突破したことが明らかに


月間400円または年間3900円でプライム・ビデオが見放題になったりTwitch Primeで毎月無料でゲームをゲットできたりと、さまざまな特典が得られるAmazonの有料会員サービスが「Amazonプライム」です。そんなAmazonプライム会員の数がついに1億人を突破したと、Amazonのジェフ・ベゾスCEOが明かしています。

Amazon's Bezos Says Company Topped 100 Million Prime Members - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-04-18/amazon-s-bezos-says-company-has-topped-100-million-prime-members


Jeff Bezos reveals that Amazon has over 100 million Prime subscribers - The Verge
https://www.theverge.com/2018/4/18/17254388/jeff-bezos-amazon-prime-100-million-subscribers-announcement

2018年4月中旬に行われたAmazonの年次株主総会で公開された「ベゾスCEOから株主宛に記された手紙」の中で、Amazonプライムの加入者数が1億人を突破したことが明かされました。ベゾスCEOは、引き続き「絶え間なく増え続ける顧客の期待に応えるための投資を続ける」と述べています。

Amazonプライム会員は、オンライン注文時の即時配達や、音楽聴き放題サービスのPrime Music、ビデオストリーミングサービスのプライム・ビデオ、写真保存サービスのPrime Photos Home、無料でゲームをゲットできるTwitch Primeなど、さまざまな特典を得られるAmazonの有料会員サービスです。


Amazonはプライム会員数を公表しておらず、これまではアナリストたちが顧客調査ベースで数字を推測してきました。MorningstarのアナリストであるRJ Hottovy氏は、「Amazonは世界的な拡大によりお金を失うが、世界中でプライム会員を獲得することができている」と語っています。また、現在ヨーロッパやその他の市場でAmazonがみせている成長は、2010年から2014年にかけてアメリカでAmazonがみせた成長とよく似ているとして、今後のさらなる飛躍を予見。加えて、「プライム会員であることの価値を高めるため、Amazonは輸送スピードとコンテンツの両面を見ています。Amazonプライムは会員維持率が90%を超えているため、投資家にとっては(Amazonプライムへのさらなる注力は)重要です」とも述べました。

ベゾスCEOによると、2017年は世界中のAmazonプライム会員に向けて50億以上のアイテムを出荷し、さらに前年よりも多くの新しいプライム会員を獲得することにも成功したそうです。また、特に2017年はハードウェアの販売が好調だったことも明かしており、これはAmazonハードウェア史上最大のヒットとなったAmazon Echoによるものと思われます。

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そんなAmazonも、ウォルマートとの8000億ドル(約86兆円)規模の食料品市場の覇権をめぐった激しい価格競争を強いられたり、ドナルド・トランプ大統領から「Amazonは税金を払わず、小売業者を傷つけ、郵便局から仕事を奪っている」と口撃を受けたりと、新しい脅威に直面しています。しかし、年次株主総会の中でこれらに関する言及はなかったそうです。

また、Amazonは「ベゾスCEO以外のAmazon従業員の年収の中央値」が2万8446ドル(約300万円)であることも明かしています。これは従業員数の多い倉庫で勤務する人々の給料も含まれた数値であり、アメリカ証券取引委員会に提出された年次委任状に記載されています。ここにはベゾスCEOを含むAmazon幹部へ給料として支払われている金額も記載されており、その総額は168万ドル(約1億8000万円)、年収の中央値は8万1840ドル(約880万円)とのことです。

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in ネットサービス, Posted by logu_ii

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