どうやればかつてない最高の「理想都市」を作れるのか?


「住めば都」という言葉がありますが、なるべくなら環境の良い都市で生活したいと誰もが思うはずです。科学技術が大きく進歩したにもかかわらず、いまだに実現していない「理想の都市」がどのようなものかを、アニメーションで科学を教育するYouTubeチャンネルLife Nogginが考えています。

How Can We Make The Perfect City? ft. Real Engineering - YouTube


アメリカ人の3分の2は都市に住んでいるという統計データがあります。


しかし、都市の住環境はそれほど良くないのが現実。そこで、理想的な住環境を持つ「完璧な都市」とは何かを考えてみます。


何よりも大事なのは立地。豊富な水があることが第一条件で、湖のほとりなどは理想的。


ただし、あまりに長い雨期があるなど極端な季節があるのはNGで温和な気候が望まれます。


コミュニティを形成するために、都市はある程度の規模があることが求められます。


しかし住民であふれた過密状態は避けなければならず、サイズは65平方キロメートル、人口は50万人程度が理想的。


8キロメートル四方の土地を五目状に区分けすれば、場所に迷うことはありません。


都市のどこへもアクセスできるよう、中央に地下鉄を通すと便利。もちろん地下鉄は時刻表通りに運行する正確なものが条件です。


地上では自動車は排除。歩行者と自転車だけが自由に往来できるようにするのが交通安全や健康のためにベターです。自動車なしの社会は極端にも思えますが、高速道路を取り去ったパリのような例もあるので試す価値はありそうです。


都市環境をよくするために、太陽光発電&風力発電をフル活動させます。


これで大気汚染問題はなくなります。


高層ビルを活用することで職住近接の都市づくりが可能。もちろん緑が必要なので、シンガポールにならって高層ビルを緑化します。


手を伸ばせば野菜を収穫でき……


花を植えることも可能。


望むなら、下衆なコメディアンに投げつけるトマトづくりもOKです。


できる限り楽しめる都市づくりには「社会性」への配慮が欠かせません。学校、アクティビティ、密なコミュニティ……。ただし、スペースは限られています。


刑罰システムは社会復帰の手助けであるべきで……


過度に厳しい罰は避けなければなりません。そもそも違反者を監獄に留め置く費用は高くつく上に、収監された者の再犯率は高めです。


そこで理想都市では、違反者に都市を安全で快適に維持する「キーパー」の役目を果たせるように注力します。


また、街灯もセンサーを活用することで省エネ仕様にします。


そこに人がいるのかどうか、何人がいるのかに合わせて明かりを調整することで、エネルギーの無駄遣いを防ぎます。これはすでにオランダ・アムステルダムで採用されている仕組みです。


生活コストを低くし、公共の集合住宅を建て低価格で提供するのが政府の務めです。


シンガポールでは80%の人が政府が建てた集合住宅で暮らし、「コミュニティ」と「共有」の感覚を育んでいます。


研究によると、いまだにこのような理想都市を構築できない理由はコストの問題と政府との共同作業があまりにもたくさん要求されるからだとのこと。理想都市を一から築き上げようとすると、200億~400億ドル(約2兆円から4兆円)もの費用がかかると試算されています。


しかし、もしも私たちがこのような理想都市を築き上げることができたなら、そこは生活するのに素晴らしい場所になるはずです。

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