映画

「インディ・ジョーンズ」次回作がハリソン・フォード最後の主演、その後は女性が演じるとスピルバーグ監督が明かす


映画監督のスティーヴン・スピルバーグ氏が、2020年に公開予定の「インディ・ジョーンズ5(仮題)」はハリソン・フォードがインディ役を演じる最後の作品になる見通しを明らかにしました。また、ハリソン・フォード卒業後もシリーズは継続され、インディ役を女優が演じる可能性があることも明らかにしています。

Ready Player One director Steven Spielberg says it’s time for a woman to play Indiana Jones
https://www.thesun.co.uk/tvandshowbiz/5966069/steven-spielberg-indiana-jones-queen-ready-player-one/

イギリスの大衆紙「The Sun」のインタビューの中でスピルバーグ監督は、ハリソン・フォードのシリーズ引退について言及しています。インディ・ジョーンズ5は2019年春にイギリスでクランクインすることが既に発表されているのですが、スピルバーグ監督はこの作品について「これがハリソン・フォード最後のインディ・ジョーンズ作品になるだろうね、まず間違いない。でも、その後もシリーズは続くよ」と答えています。

1981年に公開された第1作「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」から始まったインディ・ジョーンズシリーズで主役の考古学者、インディアナ・ジョーンズを演じてきたハリソン・フォードですが、2020年の最新作公開時にはおよそ80歳となることもあってか、ついに主役の座から退くことになりそうな見通しです。

By Josh Hallett

スピルバーグ監督の「その後もシリーズは続くよ」という発言が気になるところですが、最も重要といえるのが「誰がインディを演じるのか」というところです。これについてスピルバーグ監督は、キャラクターは「違う形をとる」ことになるだろうと言及し、「おそらく、名前を『ジョーンズ』から『ジョアン』に変える必要があるだろう。これは間違った決定ではないと思う」と述べています。「ジョアン」は女性につけられることが多い名前であるため、スピルバーグ監督が女性の主役に起用する意志を持っていることは確実です。

スピルバーグ監督は、古くから映画の世界でも男女同権を主張してきた人物として知られています。その最たる例が「主演男優と主演女優には同額のギャラを支払う」という姿勢で、映画「レディ・プレイヤー1」で主役を演じたタイ・シェリダンとオリヴィア・クックに同じギャラが支払われたほか、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」で主役を演じたメリル・ストリープとトム・ハンクスの2大スターにも平等にギャラを支払っています。

また、スピルバーグ監督の妻で女優でもあるケイト・キャプショーはハリウッドの映画界に大きな波を起こした反セクハラ運動「Time's Up」の賛同者であり、スピルバーグ監督も妻と連名で「緊急課題として取り組む必要のある国家的かつ国際的な問題」であるという主張を明らかにしています。

世界的ビッグタイトルの最新作ということで、ファンや業界の人間が一番気になるのは「前作までと同じぐらい良い映画になるのか」という一点に尽きるといえそう。主役を男女どちらが演じるのかに関係なく、面白い映画になることが最も望まれるところということで、2020年の最新作はもちろん、その先の続編の行方も今から気になってしまうところです。

なお、シリーズのファンなら気になってしまうのが、第4作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」に登場したシャイア・ラブーフ演じるマット・ウィリアムズの扱い。5作目の登場はあるのでしょうか。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「インディ・ジョーンズ」シリーズ5作目が2019年公開決定、スピルバーグ監督&ハリソン・フォード主演 - GIGAZINE

あのインディ・ジョーンズがアニメになって登場、5年かけて制作された短編アニメ「インディ・ジョーンズの大冒険」が公開 - GIGAZINE

映画「インディ・ジョーンズ」に登場したヨルダンのペトラ遺跡の写真 - GIGAZINE

レゴで「レイダース/失われたアーク」の冒頭部分を再現したムービー - GIGAZINE

スター・ウォーズやインディ・ジョーンズのテーマをアカペラで歌うムービー - GIGAZINE

in 動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.