IBMが無料で利用可能な新しいオープンソースフォント「IBM Plex」を公開中


コンピューターに関わるさまざまなサービスを提供する企業IBMが、オリジナルフォントセット「IBM Plex」をGitHubで無料公開しています。2018年3月時点でバージョン1.0.1が配布されているIBM Plexは、4つの書体と8種類のウェイトがセットになっていて、ライセンスはSIL Open Font License バージョン1.1、個人だけではなく商用でも利用可能となっています。

Introduction | IBM Plex
https://www.ibm.com/plex/


Plex - Google Fonts
https://fonts.google.com/featured/Plex


Release v1.0.1 · IBM/plex · GitHub
https://github.com/IBM/plex/releases/tag/v1.0.1


まずはGitHubの配布ページにアクセスします。フォント形式はTrueTypeOpenType、さらにWOFFやEOTなどのウェブフォントが準備されているので、好きな形式をクリックし、ZIPファイルをダウンロード・保存します。今回はOpenTypeをダウンロード。


ダウンロードしたOpenType.zipを解凍したフォルダが以下の画像。「IBM Plex Mono」「IBM Plex Sans」「IBM Plex Sans Condensed」「IBM Plex Serif」という4種類のフォントが収録されています。一例として「IBM-Plex-Mono」というフォルダを開いてみます。


フォルダの中にはIBM Plex Monoとそのイタリック体が、それぞれ8種類ずつの字の太さで用意されており、計16種類のフォントファイルが収められています。


インストールする場合はフォントファイルを右クリックして、「インストール」を選択すればOK。


IBM Plex Sansの書体はこんな感じ。


IBM Plex Sans Italic


IBM Plex Mono


IBM Plex Mono Italic


IBM Plex Serif


IBM Plex Serif Italic


IBM Plex Sans Condensed


IBM Plex Sans Condensed Italic


なぜIBMがオープンソースフォントの開発・公開に至ったかの理由は公式サイトで説明されていました。2018年で創業107年になるIBMは、コーポレートフォントとして50年以上Helveticaを用いていましたが、ライセンス供与に毎年100万ドル(約1億1000万円)以上のコストがかかっていたとのこと。そのため、IBM Brand&Experienxeチームは、Helveticaに取って代わるような「IBMのブランド精神と歴史を捉え、印刷物・ウェブ・モバイルインターフェースでも読みやすく、国際的に通用する書体」を目指して、IBM Plexを開発したそうです。

IBM Plexは記事作成時点で、英語・フランス語・ロシア語など、ラテン文字とキリル文字を用いる96言語に対応しています。IBMによれば、2018年中にはアラビア文字・デーヴァナーガリー・ギリシャ文字・ヘブライ文字・タイ文字に対応予定、そして日本語・中国語・韓国語には2019年から2020年に対応する予定とのこと。記事作成時点ではアルファベットや数字、一部の記号にしか対応していないIBM Plexですが、そう遠くない未来に日本語フォントも登場するようです。

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in ソフトウェア,   デザイン, Posted by log1i_yk