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18歳の高校生が3Dプリンターで父親にオリジナルの義手を製作してプレゼントしたと話題に


3Dプリンターによって、誰でも簡単に低コストで立体物を製作することができるようになりました。GIGAZINE編集部では、過去にプロジェクタースクリーンの壊れたパーツを3Dプリンターで出力して修理したことも。そんな中、アメリカの高校生が、右腕を失った父親のために、3Dプリンターでプリントした部品を組み立てて義手を作り、プレゼントしたというニュースが話題となっています。

High school student learns to use 3-D printer to make an arm for his father | FOX2now.com
http://fox2now.com/2018/02/20/high-school-student-learns-to-use-3-d-printer-to-make-an-arm-for-his-father/


BBC - Future - The teen who built a prosthetic arm for his dad
http://www.bbc.com/future/story/20180327-the-teen-who-built-a-prosthetic-arm-for-his-dad


アメリカ・ミズーリ州の高校に通う18歳のロビー・フライさんです。


父親のジェイソン・フライさんは海兵としてイラクに派遣された際、対戦車砲の攻撃により右腕の肘から先を半分ほど失ってしまったとのこと。ジェイソンさんがコントローラーを持つことができないため、ロビーさんは10年以上も父親とテレビゲームで遊ぶことができませんでした。


大学でもロボット工学を学びたいと考えていたロビーさんは、論文作成の一環として、父親のために3Dプリンターで義手を作ることを思いつきます。そこで、まずは左手だけで遊べるようなNintendo SwitchのJoy-Conアダプターをデザインし、プレゼントしました。おかげで親子でテレビゲームを遊ぶことが再びできるようになったとのこと。


さらに、ロビーさんは自作のJoy-Conアダプターのデータを公開し、この片手用Joy-Conホルダーを使用したという、21歳の空軍兵や脳性マヒを患う娘の父親からも話を聞いてまわったとのこと。


そして、Joy-Conホルダーで得たデータと経験を生かし、ロビーさんは父親の左手を線対称にコピーし、そのデータを元に可動式の義手を作成しました。


義手の指は可動式で、野球のボールを握るくらいなら可能な様子です。


思いきり振りかぶっても義手がすっぽ抜けることはありません。ロビーさんが作った義手のおかげで、親子でキャッチボールができるようになりました。


ロボット工学を学び、3Dプリンターの経験を積み、父親とのキャッチボールを実現したロビーさんは、他校を訪問して講演を行い、エンジニアリングに興味を持つ生徒を少しでも増やそうとしているそうです。


「ひとつのものをデザインして、誰かにそれをメールで送る。そうすることで、世界中の人を助けることができるのです。それがエンジニアリングの力です」とロビーさんは語ります。

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in ハードウェア, Posted by log1i_yk

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