13.3インチの4Kタッチパネルディスプレイ搭載ノートPC「New XPS 13」実機レビュー
4K(3840 x 2160)かつベゼルが4mmでフレームレスなディスプレイを搭載した13.3インチのノートPC「New XPS 13」がDellから登場しています。今回実機を手に入れることができたので、早速使い心地を確かめてみました。
Dell Cinemaと次世代InfinityEdge搭載のXPS 13ノートパソコン | Dell 日本
http://www.dell.com/jp/p/xps-13-9370-laptop/pd
3つのコードと本体の入った黒い箱が届きました。黒い箱に「DELL」のロゴマーク以外の文字はなく、シンプルなデザインです。
フタを開けると本体が登場。保護シートの一部を持つと簡単に持ち上げることができます。
本体の下にはクイックスタートガイドが入っていました。
「New XPS 13」の幅は302mm、奥行きは199mmです。高さ143.6mm、幅70.9mmのiPhone Xを重ねてみるとこんな感じ。
高さは7.8~11.6mmで、手前が薄くなっています。厚さ7.7mmのiPhone Xと並べてみました。
本体右側面奥にはmicroSDカードリーダーとUSB-C 3.1ポート、そしてヘッドセットジャック。
左側面奥にはNobleロックスロットと2つのType-C形状のThunderbolt 3ポート、そしてバッテリー残量インジゲーターが配置されています。Thunderbolt 3ポートを使って最大2台の4Kディスプレイを接続できるとのこと。
Thunderboltポートとインジゲーターの間にあるボタンを押すとインジケーターランプが光り、5段階でバッテリー残量を教えてくれます。
左右側面の手前側には合計2Wのステレオスピーカー。
ディスプレイは下の画像の角度まで倒せます。
画面はかなり鮮やかに映るのですが、光沢があって周囲の光を反射します。もちろん、ディスプレイを明るくすると蛍光灯のような光源が映り込まない限り全く気になりません。しかしタッチパネルになっているディスプレイをフル活用しようとするとどうしても指紋が付いてしまい、画面を消した際にやや気になってしまうかも。
キーボードは一般的な日本語配列です。トラックパッドはジェスチャに対応しており、2本指で左右にスワイプしてブラウザの「戻る」「進む」動作を行うことができます。ただし、ジェスチャは「Edge」では動いたのですが、「Google Chrome」では動作しませんでした。
キーボードにはバックライトが搭載されています。バッテリー節約のためか、操作していない間はバックライトが消えるようになっていました。
また、ディスプレイの下部に720pのWebカメラとWindows Helloに準拠した赤外線カメラが搭載されています。Windowsに顔認証でログインすることも可能です。
電源ボタンはキーボードの右上にあり、指紋認証機能を搭載しています。
4Kモニターということで、早速4Kムービーを再生してみました。
モニターをカメラで直接撮影しているのですが、下のシークバーがなければ現地に行ってカメラで撮影したと言えそうなほどくっきり映っています。編集部員によっては、「細かい部分がクッキリしているからか、画面が立体的に見える」という意見もありました。
さすがに接写するとピクセルが見えてきました。
画面解像度計算機というサイトで計算すると、13.3インチで4Kというのは331ppiに相当するようです。iPhoneの7や8が326ppiなので、あの高精細な画面をそのまま大きくしたといえばイメージしやすいです。
Windows エクスペリエンス インデックスを計測してみます。コマンドプロンプトを立ち上げ、「winsat formal」と入力すると計測が始まります。計測は数分で終了し、「C:\Windows\Performance\WinSAT\DataStore」に「(日付).Formal.○○.WinSAT」という形でファイルが生成されるのでViewerサイトにドラッグ&ドロップします。
各項目は1.0~9.9のスコアで計測されるので、全体的に高めのスコアと言えます。
CrystalDiskMarkでストレージへのアクセス速度を計測してみると以下のようになりました。NVMeタイプのSSDを搭載しているため、シーケンシャルリードが3000MBを超えるなど全体的にかなり高速に読み書きできます。
HWiNFOでハードウェアの情報をみるとこんな感じ。今回使用したこのPCには「i7-8550U」が搭載されていました。
また、「4Kモニターなのにあまり表示領域が広くなった気がしない」というのは……
ディスプレイの設定で「300%」に拡大されているため。実質的に使用できる領域は狭くなってしまいますが、細かい部分を高精細に表示できるため、文字の読みやすさなどが格段に向上します。
なお、拡大率を「100%」にすると下の画像のように文字や画像が非常に小さくなってしまい、実用的ではありません。4Kディスプレイといってもその真価は作業領域が増えることではなく、精細な表示ができることにあると言えます。
また、バッテリーには52WHrのバッテリーが使用されています。試しに4Kムービーを2時間ほど最大輝度で流してみたところ、バッテリー残量が60%になっていました。バッテリーだけで4Kムービーを5時間程度視聴できるようです。なお、公式によるとディスプレイがFHDのモデルではWordやExcelを使用しながら19時間46分の連続使用が可能とのこと。
使ってみると、ムービーや画像が鮮やかで精細に映るのも良かったのですが、精細度が上がったためかかなり文字を読みやすいように感じました。また、4Kムービーを流すというのはかなり処理能力が必要で電力を消費するのですが、2時間で40%しかバッテリーが減らなかったのが驚きでした。通常の使用の場合だと1日の途中でバッテリーが切れてしまうことはないと言い切れそうです。
「New XPS 13」は、CPUにCore i5シリーズを搭載したプレミアム・4Kタッチパネルモデルが19万4980円からとなっており、そこからグレードアップしたプラチナ・4Kタッチパネルモデルが20万9980円、プラチナハイエンド・4Kタッチパネルモデルが23万4980円からとなっています。なお、Dellは2018年3月19日(月)までの期間限定で17%オフなどのキャンペーンを行っているので購入を考えている人は要チェックです。
お買い得・お役立ち情報 | Dell 日本
http://www.dell.com/learn/jp/ja/jpdhs1/campaigns/special-offering-jp-cons
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