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Waymo(元Google)が自動運転トラックの公道テストを開始、物流の自動化競争に参戦


Googleからスピンアウトした自動運転カー開発のWaymoが、自動運転トラックの公道テストを行うことを発表しました。アメリカでは自動運転トラックを用いた物流改革が熱気を帯びています。

Same driver, different vehicle: Bringing Waymo self-driving technology to trucks
https://medium.com/waymo/same-driver-different-vehicle-bringing-waymo-self-driving-technology-to-trucks-e55824b55b8f

Googleの自動運転カープロジェクトを引き継いだWaymoは、これまでカリフォルニア州やアリゾナ州で自動運転カーの公道テストを行っており、自動運転カー技術としては世界最高峰で最も実用化に近い位置にいるという評価を得ています。

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そのWaymoが、自動運転カーで培った技術を大型トレーラーに投入して、自動運転トラックの開発に乗り出します。具体的には、トラックの物流拠点として機能しているジョージア州アトランタからGoogleのデータセンターへの貨物輸送を行うパイロットプログラムを2018年3月第3週から開始します。なお、テスト用の自動運転トラックにはシステム制御のためのドライバーが乗車し、必要に応じてハンドル操作に介入するとのこと。


自動運手カー技術でリードするWaymoですが、トレーラーは車両自体が大きく、旋回や制動での挙動の違いや一般車より死角が多いなどの特性があるため、自動運転カー技術をそのまま応用できるわけではないとのこと。自動運転トラック独自の技術の開発が求められるそうです。


大型トレーラーによる配送が物流に果たす役割の大きなアメリカでは、慢性的なドライバー不足の問題を抱えていることもあって、配達用の長距離トラックを自動化する開発競争が盛んに行われており、配車サービスのUberやスタートアップEmbarkなどがすでに公道テストで先行しています。

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この自動運転トラック開発競争に加わるWaymoも、技術をさらに向上させて、ゆくゆくは工場、配送センター、港湾などのターミナルネットワークと協力して、荷送人と配送業者の業務に自動運転トラックを組み込むことを狙っているとのこと。公道走行テストを開始する企業が増えることで、アメリカにおける自動運転トラックの開発競争はさらに加速していきそうです。

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