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Apple端末からの緊急通報の誤発信が急増、10月からで約1600件


カリフォルニア州のサクラメントとエルクグローブの2都市で、Apple端末から緊急通報用電話番号である「911」への発信が増加していることが判明しました。緊急通報の向こう側に人はおらず、いずれも間違い電話なのですが、その数は2017年10月からで1600件にも上っており、本物の緊急通報対応に支障が生じています。

Since October, Apple Made Around 1,600 Accidental 911 Calls « CBS Sacramento
http://sacramento.cbslocal.com/2018/02/22/apple-elk-grove-911-accidental/

Apple repair facility in California made about 1,600 false alarm 911 calls since October
http://appleinsider.com/articles/18/02/22/apple-repair-facility-in-california-made-about-1600-false-alarm-911-calls-since-october

エルクグローブで緊急通報の応対を行っているJamie Hudsonさんによると、2017年10月ごろからAppleからの緊急通報が急増しているとのこと。その数は1日20件、これまでにかかってきた総数は1600件にも上ります。電話の多くはユーザーが気づかないうちにかけられたもので、通話の向こう側に人はいないそうですが、通話相手の住所は表示されるため確認すると、Appleのリペアセンターや整備センターからだったそうです。

また、サクラメント郡保安局コミュニケーションセンターも、2018年1月1日からApple端末の緊急通報を47件受けています。

iPhoneやApple Watchは一刻を争う状況でもスムーズに緊急通報が掛けられるようデザインされています。例えばiPhone XやiPhone 8では、サイドボタンを5回プッシュしたり、電源ボタンと音量ボタンを同時押したりすることで緊急通報画面にアクセス可能。このとき、緊急通報の画面が表示されてしばらくたつとカウントダウンが始まると共に大きな音が鳴り、タイマーがゼロになるとユーザーの介入なしで緊急通報が発信されます。


Appleは緊急通報が勝手にかけられているという状況について把握しており、問題を解決すべく取り組んでいるところだといいます。Appleの広報は「エルクグローブのリペアセンターや整備施設から911の電話がかけられているという事態を認識しています。私たちはこの状況を深刻に受け止めており、地元の法執行機関とともに原因と解決方法の調査を進めています」というコメントを発表しました。

間違いの緊急通報の数が増えることで、本物の緊急通報の対応が遅れることもあり、原因の解明が急がれています。

by ElasticComputeFarm

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in モバイル, Posted by logq_fa