FacebookがYouTube対抗の新映像プラットフォームを導入、Facebook Watchから切り替える方針

by Eduardo Woo

Facebookは2017年8月から米国向けに導入している映像配信プラットフォーム「Facebook Watch」を、将来的にクリエイターが自由に映像コンテンツをアップロードし、ムービー再生時に流れる広告からの収益を得られるという、YouTubeと似たシステムに再構築する予定だと、関係者の証言から報じられています。

Facebook Watch expanding to steal video creators from YouTube
https://www.cnbc.com/2018/02/05/facebook-wants-to-open-up-its-videos-platform-to-more-online-influencers-and-advertisers-.html


Facebook Watchは、米国ユーザー向けに2017年8月から提供されているFacebook独自のビデオ配信プラットフォームで、Facebookと契約したクリエイターや配給会社によるオリジナルのビデオコンテンツを配信するサービスです。Facebook Watchでは再生時間数分という短いムービーを主に扱い、再生時に広告を表示します。そして、「Facebook Watch」で得た広告収入のうち55%をクリエイターに、45%をFacebookに分配するという収益システムを採用しています。

by Scott Beale

NetflixやAmazonビデオといった他のストリーミング配信プラットフォームと同様に、Facebook Watchではクリエイターや配給会社によって制作された番組の放映権をFacebookが購入することで、Facebook Watch独自の映像コンテンツが配信されていました。しかし、もっと多くの人がFacebook Watchにオリジナルの番組を提供できるように、Facebookはクリエイターが無料でアップロードした番組で得た広告収入をクリエイターに支払うというシステムにするとのこと。これはYouTubeの、再生数の多いムービーによって得られる広告収入の一部を投稿者に支払うという「パートナープログラム」に近いものがあります。

一方で、当のYouTubeは2018年2月20日からYouTubeパートナープログラムの利用資格要件を更新すると発表し、新規のクリエイターがYouTubeで十分な広告収入を得ることが難しくなりました。そのため、Facebook WatchがYouTube型の広告システムに再構築された場合、Facebook Watchは、YouTubeで広告収入を得るのが難しくなったクリエイターにとって、コンテンツを発表する新しい場になるかもしれないと考えられています。

by BRICK 101

またYouTubeでは、再生回数の多いムービーや登録人数の多いチャンネルのムービーをピックアップし、それらのムービーへ確実に広告を出すことができるという「Google Preferred」を提供していて、FacebookはこのGoogle Preferredと同じような階層型広告プログラムの作成も検討していると情報提供者は話しています。

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in ネットサービス, Posted by log1i_yk