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折りたたみスマホ「Samsung Galaxy X」ウワサまとめ、大画面化の新機軸を打ち出すスペシャルモデルになる可能性


Samsungが開発しているとみられている折りたたみ式スマートフォン「Galaxy X」(仮称)は、2018年後半にも発売されると予想されています。Samsungから公式発表がないためあくまでウワサの域を出ないGalaxy Xのデザインについて、従来からのSamsungのスマートフォンシリーズのデザインを変更し、今後の方向性を決めるスマートフォンになる可能性があるとの見解を技術・ビジネス情報サイトValueWalkが出しています。

Samsung Galaxy X: Everything We Know So Far
http://www.valuewalk.com/2018/02/samsung-galaxy-x-everything-know-far/

Samsungが開発中の折りたたみ式スマートフォン「Galaxy X」は、基本的には2つの液晶もしくは有機ELディスプレイを搭載する「デュアルディスプレイ」であるのが最大の特徴です。これまで、大画面シフトでiPhoneと差別化し、スマートフォン市場で大きな成功を収めてきたSamsungは、デュアルディスプレイによって、大画面化の流れを大幅に加速させるというわけです。

Samsungがこれまで取得・出願してきた特許から、Galaxy Xはディスプレイを内側にして折りたたむ「ブックスタイル」になると予想されています。2つのディスプレイを採用することで、折りたたんだ状態ではスマートフォンのフットプリントを維持しつつ、画面を展開すると7インチを超える大画面に変化するため、タブレット端末の大画面をスマートフォンで実現するというのがコンセプトです。

大画面を折り曲げて自在に形を変えられるスマートフォンの特許をSamsungが出願中 - GIGAZINE


すでに「折りたたみスマホ」には、NECカシオの「MEDIAS W」やZTEの「Axon M」などが登場していますが、Galaxy XもMEDIAS WやAxon Mに似たデザインになるとの予想が支配的です。これは、従来のSamsungのプレミアムシリーズでデザイン上の差別化機能を果たしてきた曲面ガラスデザインの「Edge」デザインとの決別を意味します。ただでさえ重量が増えかさばりがちなブックスタイルスマートフォンでは、軽量化・コンパクト化は解決すべき課題で、平面ディスプレイに戻るというわけです。ValueWalkは、スマートフォンのデザインも従来のような丸みを帯びたものではなく、角張った矩形(くけい)デザインに回帰する可能性が高いと予想しています。


Appleはスタンダードモデルとは一線を画するスペシャルモデル「iPhone X」を2017年にリリースしました。1000ドル(約11万円)を超える特別モデルは、Appleの予想を下回る売り上げとはいえ、利益を大幅に押し上げることに成功しています。

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大画面&エッジデザインという差別化を施すことで高価格帯のiPhoneシリーズに対抗してきたSamsungが、高価格なiPhone Xに対抗するスペシャルモデルを投入する可能性は極めて高く、それこそがGalaxy Xに与えられた役割だとValueWalkは考えています。ただし、2画面仕様は大きなコストアップ要因になるため、1000ドル付近を狙うスペシャルモデルとはいえ、SoCやメモリ、ストレージはハイエンドから若干下げざるを得ないのではないかとも指摘されています。特に世界のモバイル端末市場は飽和気味で、直近12カ月で10%市場が縮小したという状況は無視できず、コストに直結するスペックの設定は慎重にならざるを得なさそうです。


仮にブックスタイルのデュアルディスプレイスマートフォン「Galaxy X」が成功すれば、エッジスクリーンを採用してきたSamsungのプレミアムスマートフォンのデザインが変更される可能性がありそうです。そして、折りたたみタイプのデュアルディスプレイの次には、「表裏・両面ディスプレイのスマートフォン」がリリースされると予想されています。すでに、フィーチャーフォンで裏表の両面ディスプレイモデルをリリース済みのSamsungが、両面ディスプレイのスマートフォンをリリースするのは不思議ではないというわけです。

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Samsungや世界中のスマートフォンメーカーの今後の方針に大きな影響を与えるとみられる「Galaxy X」は2018年後半に正式発表される見込みです。

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