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Amazonが「作業者の手の動きをトラッキングするリストバンド」の特許を取得


倉庫内で作業を行う作業者の腕にリストバンドを取り付け、商品が納められている棚に設置されたセンサーを使って作業者の手の動きを検知することが可能なシステムの特許をAmazonが取得したことが明らかになりました。

Amazon wins patents for wristbands that track warehouse workers – GeekWire
https://www.geekwire.com/2018/amazon-wins-patents-wireless-wristbands-track-warehouse-workers/

「Ultrasonic bracelet and receiver for detecting position in 2d plane」(2次元の面における位置を検知するための超音波ブレスレットと受信機)と題された特許は、Amazonが2016年3月に出願し、2017年9月に公開されていたもの。書類の1枚目には、商品棚とその前に立つ作業者の様子がイラストで示されています。

特許 US20170278051 - Ultrasonic bracelet and receiver for detecting position in 2d plane - Google 特許検索
https://www.google.com/patents/US20170278051


イラストには、商品棚の四隅に超音波センサー(16)が取り付けられており、その前で作業を行う作業者の様子が描かれています。作業者の両手首にはブレスレット(12)が装着されており、そこから超音波が発されます。その信号を四隅の超音波センサー(16)でキャッチし、それぞれの時間差を計算して「三角測量」を行うことで、実際の作業者の手がどの位置にあるのかをトラッキングしようという装置です。


思わず「そこまでトラッキングして監視するのか……」と思ってしまいかねないこのシステムですが、Amazonではこのシステムの目的について「作業者の負担を減らすため」としています。従来の倉庫システムでは、作業者は商品を棚に補充したり、逆に棚からピッキングして取りだした時にボタンを押したりバーコードをスキャンしたりといった作業を必要があるなど、作業に付帯する余分な手順を行う必要がありました。この特許技術では、それらの作業を減らすことで負担を軽減することを狙っているようです。

Amazonの倉庫では高度な自動化が進んでいますが、末端の部分など人の手を介在させなければならない作業が残されています。世界中で稼働しているAmazonの倉庫「フルフィルメントセンター」は総数で100を超えるともいわれており、このようなトラッキングシステムが導入されることで、「ちりも積もれば山となる」方式でムダの排除とコストの削減が実現される、ということを狙っているのかもしれません。

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