「GIGAZINEマンガ大賞」応募要項詳細&GIGAZINEマンガ大賞を始めるにあたって


未来への暴言」や過去のインタビューでも折に触れて話題にしているように、子どもの頃にいち早く漢字を読めるようになったのは「ドラえもん」を全巻読破したためです。


新聞も小学生の頃から読んでいましたが、マンガの部分は特に熱心に読んでいました。

お手伝いを1回するごとに日めくりカレンダーを破った下部に「正」の字を一画ずつ加えてためた枚数と合わせてカウントしていき、月末になるとお手伝い1回10円ということで合計して数百円をゲットしたその足で買っていたのは、月刊のマンガ雑誌でした。

その後も自分で自由に使えるお金は大抵、マンガの購入に費やしてきました。お気に入りのマンガ雑誌を購読し、見知らぬマンガを立ち読みで知って購入することも普通でした。

そうやって足しげく本屋に通っていたからこそ、ほかの雑誌も読むこととなり、小学校では「なんでもかんでも新聞」を勝手に発行&掲示、図書室に置いてあるようなマンガで日本史やら世界史やら川柳・俳句やらいろいろなことについて描いてある本は大体読破していた気がします。

高校では雑誌を無理矢理発行&強制配布することになり、ついでに受験対策として「あさきゆめみし」を読破してから参考書を読んでいました。

そうこうするうちに、紙への印刷によるコストの限界、要するに「印刷するお金がない」ため、大学生になった直後に「インターネットのウェブサイトならほぼタダでできるじゃん!(プロバイダの提供してくれる無料ホームページスペースにアップロードしておくアレ)」ということで、「ウェブマガジン GIGAZINE(ギガジン)」を開始、いろいろすっ飛ばして今に至ります。

そう、よくよく考えてみると、GIGAZINEは幼少のみぎりに読んだマンガから出発していると言っても過言ではありません。むしろ、それぐらい当たり前にマンガに延々と触れ続けていたため、「GIGAZINEにマンガを掲載する」という考えに今の今までまったく思い至らなかったのです。不覚の極みとはこのことでしょう。しかも、過去の講演でも、誤解を恐れずに言うなら「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし!成功した者は皆すべからく努力しておる!!」などのような名言も使いまくっているので、実にマンガからの影響大。

GIGAZINE10周年記念講演の舞台裏を大公開、当日はこんな感じでしたレポート - GIGAZINE


というわけで、GIGAZINEにマンガを掲載する運びとなりました。プラットフォーム的なものではなく、マンガ雑誌的なイメージです。

マンガの雑誌と言えば「友情・努力・勝利」が週刊少年ジャンプ3大原則と言われていましたが、このような最後発からGIGAZINEがマンガを開始するにあたり、どういう方針でマンガを集めて掲載していくのか、という原則を2つ決めています。

1:脱貧致富
私たちが漫画・アニメを作っていくためには、愛だけではなく、お金も大事です」という考えに賛同します。「クリエイターは貧困を脱して財を成せ」、まさにその通りだと思います。同様に、「お金を稼ぐことに「素直」「正直」である」べきだと考えます。みんなに読んでもらいたいだけであればいくらでも手段が用意されているのですから、ここが線引きすべきところです。


2:科学で支援
ではどうやって「脱貧致富」を実現するのか?いい編集者に担当してもらえるかどうかで自分の「運命」が決まるのはナンセンスです。編集者とのコミュニケーション能力はクリエイターに必須なのでしょうか。むしろ、そういうのを求める一般社会に溶け込むことができず、うまくやっていけないという素質こそが、「普通ではない」=「特別である」という個性そのものの本質であり、創作の原動力です。偶然に振り回されたり、偶然に頼ったりするのではなく、インターネットとテクノロジーを駆使することで、見えない壁を突破できます。インターネットもテクノロジーも、根本はサイエンス、すなわち「科学」です。Googleの学術論文検索サービス「Google Scholar」にも書いてある「巨人の肩の上に立つ」という言葉通り、先人が積み上げてきたものを有効活用すべきです。


GIGAZINEはこれまで積み上げられ実践されてきた古今東西の科学的アプローチを駆使し、クリエイターが貧困を脱して財を成すことを支援していきます。

そのための「GIGAZINEマンガ大賞」です。

「どういう作品を集めたいのか」&「掲載された作品はどのように展開していくのか」というサンプルが、今月から掲載される1作目「姫とゲーマー」になります。

姫とゲーマー 第1話「不正してでも実況動画ランキングトップ10を目指す姫」


「姫とゲーマー」は以下のような2つの基本コンセプトで作られています。「どういう作品を集めたいのか」の部分になります。

・スマホでも読めるのが前提(見開きナシ、縦スクロール基準)
・フルカラー&フルデジタル(アナログでの下描き一切無し、すべてデータのみで作業完結)


そして肝心の「掲載された作品はどのように展開していくのか」という部分は今後、第2話、第3話と順に掲載されるに従って次第にその全貌が明らかになっていくこととなります。

既に最終話までのネームは完成しており、「どうやって作っていったのか」というメイキング部分も可能な限り共有していきます。「こうすればいいよ」とアピールするためではなく、「どこが問題なのかをみんなと共有することで見つけやすくしたい」ためです。「みんな」とはクリエイターだけでなく、もちろん「読者」も含んでいます。

実際にGIGAZINEを運営して実感するのは「読者のパワー」、すなわち「集合知」です。誤字脱字、記事の間違い、そういった問題点を発見することにおいて、GIGAZINE読者の優秀さは群を抜いています。日々、どこに問題があるのかという指摘が多種多様な読者たちから寄せられます。テレビのプロデューサーや新聞記者からは「間違いを読者から指摘されるなど恥だ」と苦言を呈されることもありますが、「問題点を読者に指摘してもらって真摯に受け止め、粛々と修正し続け、改善し続ける」ことこそが、GIGAZINEの読者と共に築き上げてきたやり方です。


何より、読者数から考えると、週刊少年ジャンプにはまだ届きませんが、それ以外のマンガ雑誌と肩を並べるぐらいの規模感です。

「GIGAZINEマンガ大賞」を受賞した作品は、そういったGIGAZINE読者たちに読まれていき、広大なネットの海へと広がっていくことになります。まさに「ネットは広大だわ……」というのを具現化する存在になるわけです。

「GIGAZINEマンガ大賞」の募集要項の考え方はシンプル、「なんでもあり」です。

「スマホでも読めるのが前提」「フルカラー&フルデジタル」と先ほど書いていましたが、あくまでもそれは「そういうのを掲載したい」というGIGAZINEの希望であり、紙の原稿だろうがなんだろうが、要は実力があれば何も問題ありません。むしろ、実力があり、めちゃくちゃ面白いのにもかかわらず、「フルカラー&フルデジタルではないから」という理由で落選させる方が本末転倒でしょう。なので、「なんでもあり」です。どれぐらいなんでもありかというと、印刷を前提にしていないので、ページ数制限はありません。必ず8の倍数で、とかそういう足かせや制約がないわけです。応募方法もネット経由だけではなく、GIGAZINE編集部へアナログ原稿を郵送してもらっても大丈夫です。一応、募集要項として以下には「スマホでも読めるのが前提」「フルカラー&フルデジタル」と明記していますが、ぶっちゃけ、内容が面白ければ、あとは編集部がなんとかします。してみせます。先に掲げた2つの大原則「1:脱貧致富」「2:科学で支援」とは、曲解すればそういうことです。

◆「GIGAZINEマンガ大賞」募集要項


・基本条件1:
スマホでも読めるのが前提(見開きナシ、縦スクロール基準)

・基本条件2:
フルカラー&フルデジタル

・基本条件3:
ジャンル自由で「第1話」の完成原稿とそのメイキング資料であること。メイキング資料はキャラクターデザイン・色彩設定・ネーム・下描きなどです。また、第1話が一番重要なので、第1話としての完成度を見ます。完成度というのは画力だけではなく、どちらかといえばストーリーの方を重視します。

※ただし、内容に自信があるorめちゃくちゃ面白い場合、上記の基本条件3つに反していても可。あとは編集部がなんとかします。してみせます。

・原稿フォーマット:
縦横比率・ファイルサイズ・解像度は「姫とゲーマー」を参考にして下さい。ファイル形式はフルカラーPNG形式推奨ですが、変換が面倒であればその他の画像形式そのままでも大丈夫です。

・原稿枚数:
自由。何ページでもOK。

・その他1:
年齢制限なし、未成年でも受賞時にはクリアできるようにもろもろの手続きを行います。

・その他2:
基本的には他誌や他メディアでの未発表作品に限りますが、応募時にここまでの履歴や経緯を明記していただけるのであれば、一度応募した作品のブラッシュアップ後の再応募OK、既存の発表済みモノクロ作品をフルカラー化して応募OK、もちろん第1話から最終話まで描ききっての応募もあり、既に自分で他メディアやプラットフォームにて発表済みの一次創作OK、雑誌には掲載されたが単行本化されなかったor途中でやんごとなき事情で打ち切られてしまったという作品もOKです。あきらめないでください。

・その他3:
「作画のみ」「原作のみ」でも応募OKです。「作画のみ」は絵師・イラストレーター向けとなり、ポートフォリオのURLや作品集を見せていただければOK。「原作のみ」はラノベ作家・小説家向けとなり、そのままテキストファイルで送りつけてもらえればOK。

・締切日:
毎月月末の最終日、23時59分59秒

・審査プロセス:
編集部による選考後、以下のような審査プロセスを予定しています。

第1段階:GIGAZINEシークレットクラブメンバーだけが閲覧可能なクローズド環境による「第1話」点数評価+編集部によるメイキング資料を含めた点数評価

第2段階:編集部から連絡しますので、新たに設定される締切りまでに「最終話までのプロット」など必要事項を追加作成後、編集長による審査。最後まで描ききれるかというポテンシャルを見て、最後まで走り切れそうだと判断できれば、最終段階進出となります。

最終段階:GIGAZINE上にて掲載、GIGAZINE読者によるアクセス解析結果からの点数評価+GIGAZINEシークレットクラブメンバーによる点数評価+編集部による点数評価で大賞受賞者を決定

・賞金:
まず、第1段階に選ばれた全員に奨励金として賞金1万円をもれなく贈呈。
次に、第2段階に選ばれた全員に奨励金として追加で賞金2万円を贈呈。
そして最終段階で大賞受賞作品として選ばれた場合、賞金10万円を贈呈。
※賞金合計金額は課税されない範疇に収めているので未成年でも大丈夫なはずです、受賞できます。振込先口座がない場合でもなんとかします。

さらにその後、大賞受賞作品はそのまま連載開始となりますので、規定の原稿代として1ページあたりの単価を決定後、最終話までのプロットから全話ネームを作成してページ数を算出、想定合計金額をお支払いします。また、その際に掲載間隔やその後の印税の割合など含めてすべてきちんと契約書としてまとめ、安心して創作に集中できる環境を提供します。

例えば1ページ1万5000円、最終話まで300ページの見積もりとなった場合、単純計算すると「450万円」となります。

要するに、単なるデビューや1回だけの読切り掲載ではなく、GIGAZINEマンガ大賞受賞=プロとして連載開始です。従って、大賞受賞者は1名とは限らず、2名、3名となることもあり得ます。原作と作画が別の場合でも、それぞれに原稿代をお支払いします。

一時的な賞金という形で見ると少ないかもしれませんが、できるだけ多くの作品を選んでいきたいというのに加え、その後の連載による真っ当なプロとしての評価と収入につなげていくことにより、最終的に「1:脱貧致富」「2:科学で支援」という2大原則に合致する形となるのを目指す、という仕組みです。受賞したものの、連載のネームが通らないのでそのまま塩漬けになって夢を諦めてしまった……というような状態を避けるため、とにかく「ちゃんと連載して安定収入を確保する」ことに重点を置いています。

また、賞金の原資はGIGAZINEシークレットクラブメンバーに由来しているため、メンバーが増えれば必然的に賞金アップ、受賞者増加、ということにもつながっていきます。こうすることによって、継続的かつ持続的な「GIGAZINEマンガ大賞」の運営を目指していきます。

・質問受付フォーム:
応募するにあたっての疑問点があればこちらをクリックしてお問い合わせしていただければ大丈夫です。同じような質問が続く場合はFAQとしてまとめますので、ご理解とご協力をお願いします。

・応募フォーム:
こちらをクリック

それでは、クリエイターの皆さまの応募を心よりお待ちしております。よろしくお願いします。

・関連リンク
姫とゲーマー 第1話「不正してでも実況動画ランキングトップ10を目指す姫」

63

in ピックアップ,   お知らせ, Posted by darkhorse