焼く前の生クッキー生地を背徳感なしで正面切って食べられる「Naked Dough」

ハーゲンダッツが「焼く前のクッキー生地」を登場させるなど、生のクッキー生地を味見する禁断のつまみぐいは海外でも人気。一方でアメリカ食品医薬品局は「生のままクッキー生地を食べると危険」と健康面での配慮から警告を行っています。ならば生のまま食べられるクッキー生地を作ってしまおうと、2017年にイギリスで新たに「Naked Dough」というお店がオープンしたので、実際に行って食べてみました。

naked-dough
https://www.naked-dough.co.uk/

Naked Doughは複数店舗ありますが、今回は地下鉄Old Street駅構内のお店に行ってきました。ということで、地下に潜ると……

入ってすぐのところにNaked Doughの看板を発見。

店内はこんな感じで、イートインスペースもあります。

まるでアイスクリームのように容器の中に入ったクッキー生地がずらり。ナッツ、小麦、乳製品、大豆などが入っているよ、と注意書きがありました。

「EMOJI POOS CHOCOLATE CHIPS」「UNICORN FOOD SPRINKLES ＋MARSHMALLOW」「NAKED SHEERAN SALTED CARAMEL HONEYCOMB」「COOKIE MONSTER #VEGAN OREOS」といった名前の生クッキーが並んでいます。

注文はカップとコーンから選べ、2つの味とトッピングを選んで3.6ポンド(約540円)です。

容器からしてアイスクリームのようだ……と思っていましたが、カップに入れる様子もまるっきりアイスクリーム屋さん。

トッピングを選んで……

受け取った生クッキーはこんな感じ。

全長123.8mmのiPhone SEと比較した時のサイズはこのくらい。

今回は「UNICORN FOOD SPRINKLES ＋MARSHMALLOW」と「COOKIE MONSTER #VEGAN OREOS」をチョイス。2段重ねなので、上に見えている方がCOOKIE MONSTER。ベジタリアン仕様のオレオとスプリンクル、マシュマロがたっぷりとのっています。

ということで試食。日本でも「チーズケーキ風アイスクリーム」「ショートケーキ風ポテトチップス」など、食べ物を別のお菓子で再現しているものが登場しており、「あ～なんとなくわかるかも……雰囲気はわかる」というどっちつかずの反応になることも多いので、「どのくらい生クッキー生地を再現しているのかな？」という気持ちで食べたのですが、「なめててすみませんでした！」と謝りたくなるほどに、生のクッキー生地そのままです。平たく形を整えて焼けばそのままクッキーになってしまいそうな、粘土っぽいぺっとりした舌触り、そして少しの粉っぽさなど、再現という言葉では表せないほど。ほろ苦いココアの風味があり、「確かにココアクッキーの生地はこんな味だった」としか言いようがありません。

UNICORN FOOD SPRINKLESは中にスプリンクルが練り込まれていますが、ベースはプレーンの生クッキー生地。がっつりした甘さとほのかなバターの塩気、そしてバターの滑らかさと粉っぽさが口いっぱいに広がります。ついつい食べてしまう生クッキー生地を心ゆくままに食べられるという背徳感に満ちあふれた食べ物です。

オレオはベジタリアン仕様とのことですが、通常のものと目立った違いは感じられませんでした。

クッキーになるはずだった生地ということで味はおいしいのですが、とにかく鼻血が出そうなほどに甘いので、甘い物が苦手な人ならノックアウトされること間違いなし。コーヒーが欲しくなってしまったので、ホテルに持ち帰ってちびちびコーヒーと一緒に食べることに。Mars barなど海外の甘いお菓子をぺろりと食べられる人なら軽く完食できるかもしれませんが、2人でシェアする形でも十分かもしれません。

なお、Naked Doughは2017年現在で3店舗の展開。今回訪れたOld Street店は月～土曜が11-20時までの営業で日曜が12-18時まで。


Intu Lakeside点は月～金曜までが10-22時の営業で土曜日が10-21時、日曜日が12-18時までの営業。


Westfield London店は月～土曜までが10-22時、日曜が12-18時の営業となっています。