古いキリスト像の「お尻」がタイムカプセルとなり中から240年前のメモが発見される


スペインにあった約240年前のキリスト像の中から、当時の様子を牧師が記した2枚のメモが発見されました。メモにはその像を造った人物の名前のほか、当時の暮らしなどが記録されており、240年前の「タイムカプセル」となっています。

Hallan en una talla del siglo XVIII documentos con información de la época | Cultura | Agencia EFE
https://www.efe.com/efe/espana/cultura/hallan-en-una-talla-del-siglo-xviii-documentos-con-informacion-de-la-epoca/10005-3451068

Hallan una «cápsula del tiempo» oculta en una talla del siglo XVIII
http://www.abc.es/espana/castilla-leon/abci-hallan-capsula-tiempo-oculta-talla-siglo-xviii-201711272030_noticia.html

A priest used the butt of Jesus as an 18th century time capsule
https://sciencealert.com/18th-century-jesus-statue-butt-time-capsule-priest-spain

メモが発見されたキリスト像は、スペインの首都マドリードの北部に位置する小さな街「ソティージョ・デ・ラ・リベラ」にある教会に置かれていたもので、専門の業者に依頼して修復が行われていた時にメモの存在が明らかになりました。修復スタッフが木でできたキリスト像を調査して分解できる部分を取り外していたところ、ちょうど腰の後ろで布が巻かれている部分が本体から外れ、空洞になった像の中に2枚の紙が入っていることを発見したそうです。

発見されたメモの一部はこんな感じ。像の中に隠されていたためか、240年前のメモとしては保存状態はかなり良さそうです。


実際に発見された時の様子やメモの実物は、以下の再現ムービーに収められています。

Cápsula del Tiempo en Cristo de Sotillo de la Ribera - YouTube


二人がかりで修復を行うスタッフ。キリスト像は腕などが取り外され、うつぶせの状態で台の上に置かれています。


腰からお尻の部分にかけて取り外しできる状態になっていたので、部品を取り除いてみると……


このように、中は空洞になっており、丸まった2枚のメモが発見されました。


メモには、この像が彫刻家の「Manuel Bal」氏によって彫られたことが書かれているほか、当時のスペインはカルロス3世によって統治されていたこと、さらには、この地域では麦やライ麦、大麦、オート麦やワイン用のブドウが栽培されていたこと、マラリアなどの病疫がはやっていたことなどが書かれていたとのこと。また、当時流行していた遊びとしてトランプやボール遊び、棒遊びなどが記されています。

発見されたメモは、ブルゴス地方の聖職者のもとに届けられ、そこで安全に保管されることになります。また、元のキリスト像の中には、メモを複製したものが元どおりの状態に収められ、再び教会に設置されることになるそうです。

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