ボストン・ダイナミクスのバク宙ロボットにイーロン・マスクのAI脅威論が再燃


ソフトバンク傘下のロボット開発企業「Boston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)」が開発中の二足歩行する人型ロボット「Atlas」が華麗なバク宙を決めるムービーが公開され、その運動能力の高さに世界中が驚きましたが、かねてから「人工知能(AI)に対する規制を強めるべき」と主張してきたTeslaやSpaceXのイーロン・マスクCEOが、「ヤツはあと数年で目視できないレベルの動きをするようになる」と、AI脅威論を再燃させています。

Flipping robot sparks new warning from Elon Musk about AI apocalypse – GeekWire
https://www.geekwire.com/2017/flipping-robot-sparks-new-warning-elon-musk-ai-apocalypse/

マスクCEOが改めてロボットの危険性を感じることになったAtlasの華麗なるバク宙は、以下の記事で確認できます。

バク宙可能な人型ロボット「Atlas」をボストン・ダイナミクスが開発中、驚異的な運動能力を身につけていることが判明 - GIGAZINE


世界中をあっと驚かせたAtlasの動きに不気味さを感じる人も多いはずですが、マスクCEOは以下の通り「何でもないことだ。数年後には、あのロボットはストロボライトが必要なほど素早く動くようになるだろう。素晴らしき悪夢……」とツイートして、AI脅威論をあらためて主張しています。


「ロボットを見るのにストロボライトはどう役立つの?」という問いかけに対しては、「さもないと幻しか見えないよ」と、肉眼では追跡できないレベルの俊敏な動きになるはずだとマスクCEOは考えているようです。


そして、「食品、薬品、航空機、自動車などと同様に、AIを規制するべきだ。公共の危険は公共による監視が必要だ」と、かねてからの主張である「AI開発には規制が必要」という主張をツイートしています。


マスクCEOの懸念に対しては、サン・マイクロシステムズの共同創業者にして著名なベンチャーキャピタリストとしてAIやロボット開発企業に投資しているビノッド・コースラ氏も「規制には期限と範囲が必要。今すぐではやや早すぎるとしても、結局は必要になる。今では行政の動きやサイバー攻撃のためのAI活用に対する犯罪について私も心配している」と、おおむねマスクCEOと同じ不安を共有しているとツイートしています。

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