アプリの通信性能を測定する「Meteor」でYouTube・Chrome・Twitterアプリの大阪と京都の通信速度の違いを調べてみた


世界中のモバイルネットワークの品質の測定や調査を行っているOpenSignalが、指定したアプリの通信性能を調査できるアプリ「Meteor」を公開しています。これまではAndroid版のみでしたが、2017年10月25日にiOS版が登場したので、このiOS版「Meteor」を使ってアプリ通信時のパフォーマンスを調べてみました。

Meteor by OpenSignal
https://meteor.opensignal.com/

「Meteor」はAppStoreGoogle Playからダウンロードできます。ここではiPhoneで試すため、iOS版を使います。

Meteor: App Speed Testerを App Store で
https://itunes.apple.com/jp/app/meteor-app-speed-tester/id1292709222/


入手をタップ。


インストールをタップします。


インストールが終わったら「開く」をタップ。


「Meteor」が開くので、「Let's Go!」をタップします。


「Got it!」をタップ


まずは試しに「Start Testing」をタップして、テスト開始。少しだけ待つと……


テスト結果が表示されます。「Ping」のところのモンスターが邪魔なので、「Settings」をタップ。


「Show Monster」の右にあるボタンをタップしOFFにします。次に「Speed Test」をタップして、テスト結果に戻ります。


邪魔なモンスターも消えて、画面もすっきり。テスト結果はダウンロード速度とアップロード速度、応答速度を示すPingで表示されています。パフォーマンスは最良に近ければ黄色で「Awesome」と表示され、時々問題が起きる可能性はあるもののほぼ完璧なら赤色で「Very Good」と表示されます。このほか、支障はあるものの使えるという青色の「OK」と、アプリを使うのに適していない灰色の「Poor」という状態表示があるとのこと。


数値を見ると、編集部のネットワーク環境ではダウンロード速度が少しだけ遅い「Very Good」となっています。


初期設定では「Googleマップ」「Googleストリートビュー」「Clash Royale」「Mobile Legends」の4アプリでテストしていて、「Googleストリートビュー」が時々問題があるかもしれないとの結果となりました。


アプリを変えてテストするため、「Add Apps」をタップ。


パフォーマンス測定可能なアプリ一覧が表示されます。テスト対象に設定されているアプリの「Google Maps」をタップすると……


「Google Maps」がテスト設定から外れます。「YouTube」をタップしてみると。


テスト対象に「YouTube」が設定されます。この要領で……


ブラウザと動画視聴アプリ、SNSの代表として3つのアプリ「YouTube」「Chrome」「Twitter」を設定し、「Done」をタップします。


「Test Again」をタップして、再度テスト開始。


また、邪魔なモンスターが出現。設定で消してもテスト毎に何度も出現するようです。


「Settings」で消してから再度結果を確認。テスト対象全アプリが問題なしの「Awesome」の表示。ほっと安心して他の機能をチェックしてみます。「History」をタップすると…。


これまでのテスト履歴が見られます。次に「Dashboard」をタップしてみます。


位置情報の許可が表示されるので、「設定」をタップ。


位置情報サービスをONにします。


「Meteor」をタップ。


「このAppの使用中のみ許可」にチェックが入っていることを確認し、「Meteor」に戻ります。


Dashboardではテストした場所が地図に記録されるようです。


そこで、編集部では全アプリ問題なしの結果が出ましたが、人の多いところに行けば「YouTube」「Chrome」「Twitter」アプリの組み合わせでも結果が変わるかもしれないということで、大阪の「渋谷ハチ公前」こと「ビッグマン前」にやってきました。見えている場所以外にも人がたくさんいるのでここなら変わった結果が出るかも。


早速測定。すると驚きのダウンロード速度…速すぎる。アップロード速度は編集部よりは遅くなったものの、アプリを使う上では特に問題なしの黄色の結果となりました。


Dashboardで見ると、テストを実施した場所にテスト名の吹き出しがつきます。ただ屋内にいるためか、うまく場所を検知できず、地図は見当違いの場所を指しています。


この結果だけではちょっと参考にならないのでもう1カ所回ることに。「そうだ 京都、行こう。」ということで、京都一の繁華街である四条河原町にやってきました。ここは人通りが多く、歩道の人はほぼ尽きることはありません。今度こそ違う結果になるかも……。


それでは測定。すると、ダウンロード速度は大阪ビッグマン前には遠く及ばないですが、アップロード速度は先ほどと変わらず、待ち時間が少し遅くなった程度。これでもアプリを使う上では支障はないとのことでこちらも全部問題なしの結果に。


今回は屋外で測定したため、Dashboardの地図では割と正確な位置を指しています。


大阪と京都で速度に差が出た理由を、利用したNTTドコモのエリア情報で確認してみます。

サービスエリア(iPhone) | エリア | iPhone | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/iphone/area/map/


サービスエリアはダウンロードの最大速度が出るエリアの順に、「緑」「青」「赤」「黄」「橙」「淡い紫」「水色」に分かれており、大阪ビッグマン前は赤いピンの近辺なので、おそらく最大450Mbpsのダウンロード速度が出るエリアだと思います。


四条河原町はどうかというと、緑の最大494Mbpsのエリアに該当。当然回線の混雑具合や周りの建物の影響などもありますが、大阪ビッグマン前とほぼ同等の結果は出てほしいところ。


このままではモヤモヤするので、何がそこまで速度に影響するのか、確実な情報ではなくても少しでも納得できる材料が欲しいです。そこでドコモの「PREMIUM 4G」のサイトを読んでみるとこんな記述が。

PREMIUM 4G ~LTEは次のステージへ~ | エリア | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/support/area/premium_4g/index.html


"安定"した通信を実現するアドオンセル

広域エリアをカバーするマクロセル内に、特に通信が混雑するエリアをカバーするスモールセルを追加し(アドオン)、マクロセルとスモールセルの周波数帯を「キャリアアグリゲーション」技術により束ねて通信することで、大容量化、および安定した通信を実現する技術。


つまりスモールセルが沢山設置されていれば混雑時も通信を速くすることができるので、混雑する地域には沢山設置して通信速度を上げているとのこと。阪急梅田駅と四条河原町付近ではスモールセルの設置数が異なり、また、通信の混雑具合や建物などの条件も相まって速度差が出たものと考えられます。「Meteor」を使ってみると、思いもよらぬ場所が普段よく使うアプリにとっての最高のポイントだったり、そうでもないポイントだったりすることが一目瞭然になります。

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