自転車の製品の箱にテレビの絵を描いたら破損率が激減


商品である電動自転車の運搬中の事故に悩まされていた企業が、商品梱包用の段ボール箱のデザインを「テレビ」に変えるだけで、商品の破損・返品率を激減させることに成功しました。

This box protects your $3,000 bike during shipping - Oct. 3, 2017
http://money.cnn.com/2017/10/03/smallbusiness/vanmoof-bike-box-tv/index.html

オランダの電動自転車販売業のVanmoof(バンムーフ)は、自転車をオンライン販売する事業を強化しています。商品はオランダ国内だけでなく、ヨーロッパやアメリカにも運搬されますが、特にアメリカにおいて商品が運送中に破損する運送事故が多く、返品・交換・返金処理に悩まされていました。アメリカではなんと全注文の25%で配達障害が発生しており、ビジネス上大きな問題を抱えていたそうです。

運送会社を変えるなどの手立てを講じたVanmoofですが、まったく効果がなかったとのこと。ここでVanmoofは、自転車の運搬用パッケージが大型テレビとほとんど同じ大きさ・薄さであることに着目して、あたかも大型テレビを運搬しているかのように装うパッケージデザインに変更を試みました。


このパッケージデザイン変更の効果は絶大で、なんと2016年におけるアメリカでの配達時の被害は80%も急減したとのこと。大型テレビが入っていると考えると、運送会社の配達員はもちろん、商品を受け取る顧客も慎重に扱うようになる模様。

VanmoofのCarlier氏は、「本当に素晴らしいことでした。もう苦情を受けることはほとんどありません」と述べ、デザインに工夫を凝らすことで長年の悩みを見事に解消したことを自画自賛しつつも、「他の企業も真似し始めれば、効果がなくなるかも……」と、心配しています。

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