取材

激しいぶつかり合いと緻密なパス回し、白熱の頭脳戦が展開される「ロボカップサッカー中型リーグ」のゲームが面白過ぎる


「2050年までにサッカーワールドカップの優勝チームに勝つロボットを開発する」という目標から始まったロボット開発の祭典「ロボカップ2017名古屋世界大会」が、2017年7月30日(日)までポートメッセなごやで開催されています。中でも、「中型リーグ」は自律型ロボットはここまで来たのかと驚かされるほどの域に到達しており、純粋にサッカーの試合を楽しめるレベルになっていました。

リーグ - ロボカップサッカー | RoboCup2017 Nagoya Japan(ロボカップ2017)
https://www.robocup2017.org/leagues_football.html

18メートル×12メートルというバレーボールのコートと同じくらいのサイズのフィールドに集まるロボット。これがロボカップサッカー中型リーグの世界です。


ロボットは幅52センチメートル四方×高さ80センチメートル以内に収まるサイズ。使うのは一般的なサッカーボールです。


キーパーもいます。ゴールの高さは1メートル。


ロボカップサッカー中型リーグの試合は5対5で争われ、人間によるコントロールはなし。ロボットたちはそれぞれ敵・味方の位置やゴールを認識して、自律的に動きます。


ロボットの頭には上向きのカメラがあり、球形のミラーで周囲360度を確認できる仕組み。


ボールは前後左右の進む向きに転がす必要があります。


オランダの「Tech United Elndhoven」対ポルトガルの「LAMBADA」という、ともにロボサッカー中型リーグで優勝経験のある強豪同士の試合が始まりました。


ロボカップサッカー中型リーグは、緻密なパス回しや豪快なロングシュート満載な上に、激しいフィジカルコンタクトもあるド迫力の動きが魅力。ロボカップサッカーで最も面白いカテゴリの一つだと言えます。ロボカップサッカー中型リーグのスリリングで見応え十分の試合は、以下のムービーで確認できます。

ロボカップサッカー中型リーグのパスありカットありの頭脳戦@ロボカップ2017名古屋世界大会 - YouTube


縦横無尽に動き回るロボットたちが、自らの判断で動いているとはにわかに信じられないレベル。純粋なサッカーのゲームとしても楽しめます。


セットプレーからのシュートに対して、手と頭が飛び出すキーパーがファインセーブを連発します。ゴールの枠をとらえるナイスシュートを、的確な判断と素早い動き&シュートを読み切って頭を伸ばしてセーブするキーパーの様子は、以下のムービーのスローを見れば感心させられるレベルです。

ロボカップサッカー中型リーグのセットプレーからの正確なシュート&着実なセーブ@ロボカップ2017 - YouTube


さすがは強豪チームで、キーパーはそうやすやすとゴールを許しません。


それにもまして驚かされたのがポジショニング。パスのコースを潰したり、相手の裏をかいたり、相手をひきつけてスペースを作ってスルーパスを出したりと、人間顔負けの動きをするロボットの動きは目を見張るレベルです。

ロボカップサッカー中型リーグのパス出し&コースつぶしの熾烈なバトル@ロボカップ2017名古屋世界大会 - YouTube


サッカー通をうならせてしまうのではないかというロボットの動きに、観客たちも釘付け。素晴らしいプレーには、自然と歓声が上がります。


後半に入ると、手に汗握る熱戦の均衡がついに破れました。

ロボカップサッカー中型リーグのセットプレーからの見事なゴールシーン@ロボカップ2017名古屋世界大会 - YouTube


純粋な試合を楽しめるレベルに達したロボカップ中型リーグは、人間とのエキシビションマッチも予定されているとのこと。見応えたっぷりの試合が繰り広げられるロボカップサッカーは、2017年7月30日(日)まで、ポートメッセなごやで開催されるロボカップ2017名古屋世界大会で観戦できます。

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