電車の座席にペニスをつけるという実験

「Experimento Asiento(実験座席)」というタイトルのつけられたムービーが2017年3月20日に突如アップロードされ、2週間で170万回以上も再生されることとなっています。ムービーの中では電車の座席がなぜか男性の体の形になっており、ペニスの生えている座席に対して人々がどんな反応を示すか?ということが映し出されています。
Why this penis is on a subway seat, making people uncomfortable
http://mashable.com/2017/03/31/mexico-city-penis-seat-sexual-harassment-campaign/#AyzOT0X5Ykqu
ムービーは以下から確認できます。
experimento asiento - YouTube
※2022/1/29時点で元動画が非公開状態のため、同内容の動画を埋め込んでいます。
地下鉄に乗り込む人々。

「男性専用」と書かれた表示の下には……

かなり肉感的な座席が。

思い切り顔をしかめる人がいれば……

ちょっと面白がっているような表情の人も。

めちゃくちゃ顔をしかめる女性。

座席の上に畳んだジャケットを置き……

ジャケットの上に座ろうと試みる男性もいました。

しかし、居心地が悪かったらしく……

結局立ちます。

「座れよ~」とけしかけ合う3人組。

写真を撮影する人も多くいたようです。

ペニスのついたシートに座り、座席下の文章を撮影する男性。

「このシートは居心地悪いものですが、女性が毎日電車で経験している性的暴力とは比べものになりません」

人をかきわけ、ようやく空席を見つけた男性。

よいせ、と座り……

違和感に気づきました。

立ち上がってから初めてペニスシートだと知ります。

隣に座る男性も含み笑い。

結局立ち続けることを選びました。

上記のムービーは2017年3月20日に公開され、後になって女性の地位向上を目的とするUNウィメンとメキシコシティが連携して仕掛けた女性に対する性的暴力を防止するためのキャンペーンであることが判明。実際に2017年1月の間、メキシコシティの電車車両にペニス付シートが設置されたそうです。
また、3月22日にもUNウィメンはメキシコシティとコラボレーションしたムービーを公開しています。
Experimento Pantallas - YouTube
※2022/1/29時点で元動画が非公開状態のため、同内容の動画を埋め込んでいます。
映し出されたのは駅のホーム。

スマートフォンを触りながら、いつものように電車がくるのを待つ人々。

しかし、ホームのディスプレイに突如、男性のおしりが映し出されます。

「一体何だ?」というように、いぶかしげな表情を浮かべる人々。

自分のお尻が映っている?と手で確かめながら……

呆然。

その様子を面白がるようにして見ている人も。

自分のお尻が映し出されたことに気づき……

やはり触って確かめます。

1本目のムービーとは異なり、笑っている人も多く見られましたが……

厳しい表情を浮かべる人もいます。

自分のお尻が映っていることに気づき、そそくさとその場を離れる人もいました。

思わずカバンでお尻を隠す男性。

最後に画面が切り替わり、「これは毎日何千人もの女性が悩まされていることです」という表示が映し出されました。

なお、世論調査会社YouGovの調べでは、女性にとって危険が伴う交通機関の第1位はコロンビアの首都ボゴタの交通機関であり、メキシコシティは第2位。東京は世界第15位となっていました。
・関連記事
少女にわいせつな行為をした男が「楽しんでいなかった」として無罪 - GIGAZINE
自分の娘が性的虐待を受ける様子を録画して娘のボーイフレンドに送りつけた母親らを逮捕、懲役58年に - GIGAZINE
9歳の少女、性的奴隷として1日で60人の男性と売春させられる - GIGAZINE
犯罪が発生しやすい時間・季節・日を犯罪種別ごとにグラフ化するとこうなる - GIGAZINE
「犯罪者の巣窟」と呼ばれたヨハネスブルグの「ポンテタワー」の現状がわかるドキュメンタリー - GIGAZINE