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アニメ大国日本の礎を築いた最初期の国産アニメ作品が無料で見られる「日本アニメーション映画クラシックス」


国産アニメーション生誕100年を記念し、東京国立近代美術館ーフィルムセンター所蔵の戦前に製作・上映された64作品が「日本アニメーション映画クラシックス」上で公開されています。アニメNEXT100の調査によると、この100年で製作発表されたアニメーションの数は1万1723作品、エピソード数は15万8442話とのことで、そんな膨大な数の作品の礎となった最初期の作品がどのようなものなのか、無料でチェックできます。

日本アニメーション映画クラシックス
http://animation.filmarchives.jp/index.html


日本アニメーション映画クラシックスのサイト上には、「カテゴリー別」「作品一覧」「作家紹介」「大藤信郎記念館」という4つのリンクがあります。


カテゴリー別
「カテゴリー別」では、日本アニメーション映画クラシックス上で公開されているアニメーション作品を「物語」「アクション」「演出技法」「キャラクター」といった4つのカテゴリーからチェックできるようになっています。

例えば「演出技法」には、さらに「切り紙」「切り紙(千代紙)」「影絵」「セル」「人形」という5つのカテゴリーが存在しており、自分好みの作品が探しやすいようになっています。


作品一覧
作品一覧では公開されている作品を、年代順・作品名順に並べることが可能。もちろん検索ワードを入力し、特定の作品を表示させることもできます。


例えば年代順に並べると、現存する国産アニメーション作品の中で最も古い「なまくら刀」が最初に表示されました。


作家紹介
作家紹介では、初期の国産アニメーションの製作に携わった人物たちが紹介されています。


大藤信郎記念館
大藤信郎記念館では、日本のアニメーションの先駆者である大藤信郎の作品年表や略歴などが紹介されています。


◆いくつかピックアップしてみた
日本のアニメーション100周年記念プロジェクトである「日本のアニメーション100周年プロジェクト」の発表会で、古いアニメーション作品に関するコメントが複数あったのを思い出したので、この中で言及された作品をいくつかピックアップしてみました。

1917年に幸内純一が製作した、わずか4分25秒のアニメーション作品が「なまくら刀」。音なしのサイレントアニメーションです。

なまくら刀[デジタル復元・最長版][白黒ポジ染色版] | 作品詳細 | 日本アニメーション映画クラシックス


1918年に北山清太郎が製作したのが「浦島太郎」。

浦島太郎[デジタル復元版][白黒ポジ染色版] | 作品詳細 | 日本アニメーション映画クラシックス


35mmフィルムではなく家庭で使われる9.5mmフィルムでカラーのアート調のアニメーション作品を「アマチュア」ながら作成した荻野茂二の「AN EXPRESSION」

AN EXPRESSION(表現) | 作品詳細 | 日本アニメーション映画クラシックス

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in ネットサービス,   映画,   アニメ,   ピックアップ, Posted by logu_ii

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