乗り物

Googleのセルフドライビングカーに「緊急車両を回避する機能」が搭載される

By Don DeBold

Googleが実用化に向けて公道で走行テストを行っているセルフドライビングカー(自動運転車)で、パトカーなどの緊急車両の通過時に「自動的に道を空ける機能」が搭載される見込みです。

Google's car will automatically pull you over for the police
http://readwrite.com/2016/09/11/google-self-driving-police-tl4/


アメリカ特許商標庁で公開された特許書類によると、Googleはセルフドライビングカーに「リアルタイムで動いている緊急車両を検知するシステム」の特許を出願しました。センサーが周囲の光の種類を見分けることで、車両の近くを走る緊急車両を検知するというもので、光の種類によってパトカーなのか救急車なのかという緊急車両の種類も見分けられるとのこと。これによって、セルフドライビングカーが緊急車両のために自動的に道を空けることが可能になります。

By Wade Morgen

このシステムが実現すれば、人間のドライバーが慌てて緊急車両を回避する時に起こる接触事故などを減らせると見られています。また、Googleはほかにもセルフドライビングカーを実現するべくさまざまなプログラムを開発中で、2016年7月には「道路を走行する自転車を検知して道路のスペースを空ける機能」も採用しています。

IoT機器のニュースを報じるReadWriteによると、GoogleやUberなどのセルフドライビングカーはまだ実用段階ではなく、さまざまなシチュエーションでどのような動きをするべきか、というマニュアルが足りていない状態とのこと。これらのノウハウは公道の走行テストで、不規則に動く他の車両と遭遇する経験によって培われると考えられています。

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in ソフトウェア,   乗り物, Posted by darkhorse_log

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