メモ

スマホと連動する女性用大人のおもちゃが密かに使用データを収集していたとして訴えられる


あらゆるモノがインターネットに接続するIoTの世界が到来しようとしていますが、こと「大人のおもちゃ」についてはネットとの接続はプライバシーを侵害するゆゆしき問題と言えるようです。アメリカ・イリノイ州の女性たちが、「購入したハイテクバイブレーターがこっそりユーザーデータを収集していた」として集団訴訟を提起しています。

CNS - Avant-Garde Sex Toys Caught in Data Dilemma
http://www.courthousenews.com/2016/09/08/avant-garde-sex-toys-caught-in-data-dilemma.htm

問題となっているのは「We-Vibe」という女性用のバイブレーター。


We-Vibeは「カップルのためのバイブレーター」といううたい文句で販売されている大人のおもちゃ。セックスするときに併用することで、女性は快感を得られるとのこと。


We-Vibeはスマートフォンを使ってバイブレーションの種類を変えることができ、女性は自分に最適なバイブレーションを選べます。


スマートフォンで操作できるという特長をもつWe-Vibeには、なんと遠隔モードもあります。離ればなれのカップルも、遠隔モードを使えば一緒に快感を共有できる疑似セックスが可能というわけです。


しかし、集団訴訟を起こした原告によると、We-Vibeアプリはインターネットに接続しており、ユーザーのWe-Vibe利用情報が収集されているとのこと。ちなみにWe-Vibeのアプリによって送信されている情報は「バイブレーションのセッティング」「バッテリー残量」「バイブレーターの温度」など。原告によると、これらの情報はユーザーのメールアドレスにひもづけられた状態で、カナダのサーバーに送信されているそうです。訴状で原告は「We-Vibeがスマートフォンから収集しているデータが同社にとって価値があることに疑いはありませんが、このような行為はユーザーのプライバシーを侵害し、イリノイ州法や連邦盗聴法に反している」と主張しています。

2017年3月15日 10:00 追記
裁判の結果、We-Vibeはバイブレーターとアプリを使用していた女性に対して1人あたり1万ドル(約114万円)を支払うように命じられました。ただし、アプリを使わずにバイブレーター単体で使用していた人への支払額は1人あたり最大199ドル(約2万3000円)となっています。これによって支払いの合計額は合計375万ドル(約4億円)になるとのことです。

Vibrator maker ordered to pay out C$4m for tracking users' sexual activity | Technology | The Guardian
https://www.theguardian.com/technology/2017/mar/14/we-vibe-vibrator-tracking-users-sexual-habits


We-Vibe, connected vibrator maker, settles $3.75M class-action suit - CNET
https://www.cnet.com/news/app-enabled-sex-toy-users-get-10000-each-after-privacy-breach/

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