鶏ガラだしの濃厚な味わい、土鍋で熱々のまま食べられる高知名物「鍋焼きラーメン」を発祥の地「須崎市」で食べてきました


高知県須崎市では、戦後から地元の食材を生かした鍋焼きラーメンが親しまれており、現在では市内だけでも40店舗余りの飲食店で地元名物として提供されています。高知市内にも専門店ができるなど高知名物としても知名度が徐々に広まりつつあるこの鍋焼きラーメンを、発祥の地でも老舗の人気店の1つとして紹介されている「橋本食堂」で食べてきました。

JR土讃線の須崎駅に行くと、鍋焼きラーメンの帽子をかぶったご当地キャラのしんじょう君と、やなせたかし氏作の「なべラーマン」と「カワウソのカウちゃん」が迎えてくれます。


「橋本食堂」がある場所は駅から歩いて15分、住所は「高知県須崎市横町4-19」です。


10時40分にお店に到着。開店までまだ20分ありますが、既に並んでいる人がいます。


11時になり開店、カウンターへ。


店内にはテーブル席が6卓、壁には有名人のサインや写真などが飾ってあります。


座敷席もありました。


メニューはシンプルに「なべ焼ラーメン、普通550円・大660円・特大770円」と「ごはん、小110円・中220円・大280円」と飲み物だけです。値段は全て税込み。


テーブルには鍋敷きが置いてあります。着席して鍋焼きラーメンの普通を注文。


注文して程なく、タクアン・レンゲ・おしぼりが置かれました。


カウンター席からは調理場の様子がよく見えます。目の前にはトッピング用のねぎとちくわ(すまき)が、小分けにされて置かれていました。


注文から10分ほど、鍋焼きラーメンがふたを閉じた状態で置かれます。


熱そうなので慎重に鍋のふたを取ってみると、ふわっと高温の湯気が顔に当たり、熱さが伝わってきます。隣の席の人は直接鍋を触ってしまい「熱っ」となっていたので、 くれぐれもやけどしないように気をつけてください。


鍋焼きラーメンは、昔ながらの味と伝統を守るために鍋焼きラーメンの定義が定められています。

一、 スープは、親鳥の鶏ガラのしょうゆベースであること。
二、麺は、細麺のストレートで少し硬めに提供されること。
三、具は、親鳥の肉・ねぎ・生卵・ちくわ(すまき)などであること。
四、器は、土鍋(ホーロー、鉄鍋)であること。
五、スープが沸騰した状態で提供されること。
六、タクワン(古漬けで酸味のあるものがベスト)が提供されること。
七、全てに「おもてなしの心」を込めること。


まさに定義通りの見た目です。まずは、ねぎ・生卵・ちくわ(すまき)を確認。


麺の下に隠れていましたが、小さめに刻まれた親鳥の肉も入っています。


麺は少し硬め、色は黄色が少し濃い感じでした。細麺なのですが、しっかりした食感でコシがありました。


スープは、鶏ガラのだしがしっかりとしていて、濃厚な鶏ガラだしのうま味を感じることができます。この深いだしの味にもかかわらず、あっさりと食べやすく味付けされている点が橋本食堂の特徴です。


生卵をつぶしてから……


麺に絡めて食べると、黄身の味とスープが合わさってこれぞ鍋焼きラーメンの妙味といった感じに。


ここで、箸休めに古漬けのタクアンを食べると少しきつめの酸味がありますが、そのおかげで口の中がさっぱりしていったんリセット。また鍋焼きラーメンのスープが飲みたくなります。タクアンが必須のものとしている理由がわかりました。


鍋焼きラーメンは熱々の土鍋が器として使われていてスープが冷めにくいため、初めは生卵状態だった黄身がしばらくすると半熟玉子の状態になっています。


具材とスープだけでお鍋として。


「麺と一緒に食べるもよし」と、いろいろ楽しめます。


途中、ご飯を加えて食べるのも通の食べ方だそうで、再度訪れた際には試してみたいところ。現地の特産物を使ったトッピングや途中箸休めに食べる古漬けのタクアンが、この鍋焼きラーメンを飽きさせない重要な要素となっており、「専門のお店で食べないと本物の味がわからない」というまさにご当地名物です。なお、土産ものやふるさと納税の返礼品として、土鍋と鍋焼きラーメンのセットも用意されています。

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in 試食, Posted by darkhorse_logmk