ポケモンGO人口が激減するもアプリ業界全体の課金額の約30％を維持

By iphonedigital

ポケモンGOのプレイ時間やアクティブユーザー数が低下しつつあることが報じられていましたが、最新の調査でアメリカ国内におけるポケモンGOの課金ユーザー人口がピーク時から79％もの減少を見せていることがわかりました。

Pokémon GO’s paying population dropped 79 percent but is still the most profitable mobile game - Slice Intelligence
https://intelligence.slice.com/pokemon-gos-paying-population-dropped-79-percent-still-profitable-mobile-game/

デジタル市場の調査会社・Slice Intelligenceが公開したポケモンGOに関するレポートによると、ポケモンGOの課金ユーザー人口は2016年7月15日にピークに達したのち、8月30日時点で79％もの急降下を記録していることがわかります。

一方で、ポケモンGOのアプリに対してユーザーが課金した総額はすさまじく、ピーク時の7月15日周辺ではモバイルゲーム業界全体の課金ユーザー数がなんと2倍近くに急増。9月に入ってようやくポケモンGO登場以前の平均値に落ち着いています。

モバイルゲーム業界全体の収益を見てみると、ピーク時から79％も課金ユーザーがいなくなったにも関わらず、ポケモンGOの収益はモバイルゲーム業界全体の28.4％を占めています。ポケモンGO以前の超ヒットタイトルである「Candy Crush Saga(キャンディークラッシュ)」の収益は4.5％であり、ポケモンGOはいまだ業界でダントツの1位を維持していることがわかります。9月3日時点の調査では、モバイルゲーム業界全体の4分の1の課金ユーザーがポケモンGOアプリからポケコインなどを購入していることもわかっています。

「ポケモン」「ARゲーム」「GPSゲーム」を組み合わせることにより、Niantecは驚異的なヒットを飛ばすことに成功したわけですが、ゲームメディア・GameSpotはポケモンGOのヒットは任天堂にも好影響を与えていると述べており、任天堂の3DSはアメリカでPS4はXbox Oneを押さえてアメリカで7月に最も売れたデバイスとなり、「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」の売上が80％向上したほか、「ポケットモンスター X・Y」の売上も2015年から2倍に増加しているとのことです。

なお、9月16日(金)には公式連携デバイス「Pokémon GO Plus」が登場する予定で、AppleのスペシャルイベントではApple Watchへの対応も発表されました。まだまだ人気が続きそうなポケモンGOですが、「相棒ポケモン」の新機能を実装したアップデートの配信を海外でスタートしており、日本でもアップデートの詳細が公開されています。新機能は以下のように発表されているほか、不正対策としてRoot化、Jailbreak(脱獄)している端末は利用できなくなります。

Pokémon GO
http://pokemongo.nianticlabs.com/ja/post/ver-update-091316/

Pokémon GO のバージョン 0.37.0 (Android)、1.7.0 (iOS) へのアップデートを先週末より開始しました。すべての方に行き渡るにはお時間がかかりますのでご了承ください。 詳細は以下のとおりです。

相棒ポケモンの機能を実装しました。手持ちのポケモンを相棒として選べるようになります。一緒に一定の距離を歩くと、アメのボーナスを手に入れられます。

小さいポケモンがマップビュー上でタップしやすくなりました

タマゴがかえるときにアニメーションが表示されない不具合の修正

接続ネットワークが切り替わった時の安定性向上

その他バグ修正

ボットとデータの不正取得に対する取り組みを継続しています。その一環として、本バージョンよりRoot化、ジェイルブレイクしているデバイスでPokémon GO はご利用できなくなりました。Pokémon GO はGoogle Play、App Storeから正規のアプリをダウンロードしてご利用下さい。