メモ

人々が重要視するのは給料などの条件よりも「仕事のやりがい」

by adriagarcia

異なる10の職業に就いている135名に対して、キャサリン・ベイリーさんとエイドリアン・マッデンさんは、仕事に意味(やりがい)があると感じる時、そして反対に「この仕事のやりがいとは何だろう?」と自問自答する時について、調査を行いました。

What Makes Work Meaningful — Or Meaningless
http://sloanreview.mit.edu/article/what-makes-work-meaningful-or-meaningless/


心理学者のヴィクトール・フランクルは、「生きる意味」を見いだすことを助ける心理療法「ロゴセラピー」で知られています。意味を強く求める「意味への意志」は生きることだけには限らず、2003年の研究で、人々たちにとって、給料などの労働条件よりも「仕事のやりがい」がもっとも重要であることがわかっています。

しかしこれまで、人々がどこで・どのようにやりがいを感じるのか、その過程でリーダーがどんな役割を果たしているのかについて、調査は行われてきませんでした。そのために行われたのが、ベイリーさんとマッデンさんによる研究です。


当初、ベイリーさんとマッデンさんは、やりがいはその他の仕事に関する意見と同じように、労働環境の状況に応じて発生するだろうと考えました。しかし実際には、やりがいは人によって大きく異なるもので、傾向もバラバラであることがわかりました。

またこれとは別に、やりがいは継続的に感じられるものではないかという予測が立てられていましたが、調査を行う中で、予期しない瞬間に仕事の深い意味を感じているということもわかりました。

やりがいが全てではないものの、離職している人はその理由に「仕事にやりがいを感じない」ということを挙げていたとのこと。給料や労働環境がよくて、やりがいのある仕事をやれるのがベストですが、一致させるのはなかなか難しそう。

by Jonathan Brodsky

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in メモ, Posted by logc_nt

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