ゲーム

人工知能がFPSゲーム「Doom」のゲーム画面を見てバトルするデスマッチ「Visual Doom AI Competition」


「Doom」はFPSおよび3Dゲームの草分けとなったアクションゲームです。人間のプレイヤーはPCやPS4から出力されるスクリーンの映像を見て操作を行っているわけですが、「人工知能は視覚的情報だけでDoomをプレイできるのか?」ということで、人工知能によるDoomの大会「Visual Doom AI Competition」の開催が決定しています。

Visual Doom AI Competition @ CIG 2016 | ViZDoom
http://vizdoom.cs.put.edu.pl/competition-cig-2016

Visual Doom AI Competitionでは、人工知能がDoomを操作するために使える言語は「C++」「Python」「Java」の3つに限定されており、リアルタイムで画面バッファするソフトウェア「ViZDoom」が配布されます。人工知能はViZDoomからの情報だけを頼りに行動を決定することになります。

ViZDoomを使ってDoomをプレイしている様子は、以下のムービーから見ることができます。

ViZDoom test - visual Reinforcement Learning (health gathering supreme) - YouTube


なお、参加者は人工知能によるプレイを効率的にするいかなる技術を使ってもOKで、強化学習のようなディープラーニングで人工知能を強化しておいても、ルール違反ではないとのこと。

大会では2種類の試合が行われる予定で、「Limited deathmatch on a known map(制限ありデスマッチ/既知のマップ)」は使用可能な武器がロケットランチャーのみに制限されており、ステージ上に落ちているメディキットや弾丸は取得可能です。「2. Full deathmatch on an unknown map(制限なしデスマッチ/未知のマップ)」では、いくつかの異なる武器が使用可能ですが、武器の種類は開始するまでわからず、マップの種類も明らかにされない状態でスタートします。

大会は2段階に分けて行われ、第1回の「ウォームアップデスマッチ」の締め切りが2016年5月31日、第2回の「ファイナルデスマッチ」の締め切りが8月15日です。ウォームアップデスマッチの勝者は1位が1000ユーロ(約12万2800円)、2位が300ユーロ(約3万6900円)、3位が200ユーロ(約2万4500円)の賞金を得ることができ、それぞれファイナルデスマッチへの出場権を獲得します。ファイナルデスマッチの勝者には、1位から3位まで2000ユーロ(約24万5700円)、1000ユーロ(約12万2800円)、500ユーロ(約6万1400円)の賞金が設定されています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
名作ゲーム「DOOM」の最新作予告編は「CERO?なにそれ?おいしいの?」と言わんばかりの暴力描写まみれ - GIGAZINE

テンションMAXで死にものぐるいで戦う名作「DOOM」の最新シネマティック予告編 - GIGAZINE

名作ゲーム「DOOM」にInstagramっぽい自撮りを可能にするMODが登場 - GIGAZINE

革命を起こしたゲームDoomが20周年で当時のプログラマーが語る開発秘話とは? - GIGAZINE

囲碁チャンピオンを打ち破ったGoogleの人工知能「AlphaGo」を作った天才デミス・ハサビスが人工知能を語る - GIGAZINE

マインクラフトに人工知能を搭載するMicrosoft公式プロジェクト「Project AIX」 - GIGAZINE

in ゲーム, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.