取材

世界で一番早いタイミングでの上映が行われた「planetarian世界最速冒頭5分上映会」を見てきた


2016年4月に「まさかの」という表現がぴったりな形でアニメ化が発表された、Key原作の「planetarian(プラネタリアン)」。その、冒頭5分だけながら、ワールドプレミアといってもいい世界最速上映会が、マチ★アソビ vol.16で開催されたので、見に行ってきました。

配信・劇場アニメ「planetarian(プラネタリアン)」公式サイト
http://planetarian-project.com/

ポスタービジュアルはこんな感じ。

©VisualArt's/Key/planetarian project

イベントはスタッフによるトークショーがセットになっていて、宣伝プロデューサーの岡和田一輝さんと、アスミック・エースの青井宏之さんが登壇しました。

原作となったゲーム「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」はPC向けのキネティックノベルとして2004年に発売されました。その後、PS2版・PSP版・携帯端末版・iOS版・Android版が出ていて、さらにはSteam版も制作されています。


作品あらすじは以下のような感じ。

封印都市の忘れ去られた【プラネタリウム】。
そこに迷い込んだ男が出会った【ロボットの少女】、星に導かれた【奇跡の物語】

世界大戦後の世界。人々から見捨てられた街【封印都市】のデパートのプラネタリウムに、ロボットの少女がいた。彼女の名前は“ほしのゆめみ”。彼女はプラネタリウムの解説員で、1年間にたった7日間しか稼働することができない壊れかけのロボットだった。そこで彼女は、30年間いつか誰かが訪れることを信じで、1人誰もいないこの世界で待ち続けた。そして、30年目の目覚めたその日に、彼女の前に一人の男が現れた。彼は都市を徘徊する戦闘機械【メンシェン・イェガー】の襲撃にあい、このプラネタリウムに迷い込んだのだった。

「プラネタリウムはいかがでしょう。 どんな時も決して消えることのない、美しい無窮のきらめき……。 満天の星々がみなさまをお待ちしています」
大戦の影響で、星すら見えなくなった、滅びゆくこの世界で、起こった奇跡とは……


2004年に発売されたゲームが12年越しでアニメ化されるというのは意外ですが、青井さんは、ロボットと人間との交流というのは普遍的なテーマなので、色褪せる作品ではないと語りました。

今回、アニメを作るのは「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズや「妖狐×僕SS」「LEVEL E」などの制作で知られるdavid production。監督もジョジョシリーズを担当している津田尚克さんが担当しています。

ゆめみ役のすずきけいこさん、屑屋役の小野大輔さんは、それぞれ12年越しに演じるキャラクターへの思い入れがかなり強いとのこと。key作品ファンだという津田監督は、アニメ化してどう見せるかというところを試行錯誤しているそうです。

スタッフ・キャストの方々の、制作にあたってのコメントは発表会時の記事で確認してください。

ちなみに、ファンからは音楽に期待する声が大きいとのこと。音楽を担当するのは折戸伸治さん、どんまるさん、竹下智博さん。ゲーム版と同じ曲が使われる部分もありますが、新規書き下ろし楽曲も多数だとのこと。また、作曲家の方それぞれが歌を書き下ろしていて、配信版「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」のED曲「Twinkle Starlight」は佐咲紗花さん、劇場版「planetarian~星の人~」の主題歌「星の舟」はLiaさん、イメージソング「Worlds Pain」はCeuiさんが担当。

この配信版と劇場版との違いとしては、配信版の総集編が劇場版だったり、2つが全く別の物語だったりするわけではなく、配信の「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」はゆめみに寄り添った物語、劇場版の「planetarian~星の人~」は屑屋に寄り添った物語になるとのこと。それぞれで、音楽も変わるそうです。

なお、冒頭5分の上映でも、ゲームとアニメとでは導入が変わっていることが確認できました。現在公開されている予告編はこんな感じです。

配信・劇場アニメ「planetarian」予告編 - YouTube

冒頭の音楽だけで涙腺が刺激されるかも。実はこの映像は宣伝プロデューサーの岡和田さんも初見のものだったそうです。

プラネ最速5分観終わったー!開幕の音楽で泣いてたら、司会の方が「泣いてる人いたでしょう?私も初見で泣いてました」

完璧にバレてた #machiasobi #planetarian_anime

— 輝刃@マチアソビGW&BMD相互埋め (@teruha_kiba)


この冒頭5分については、配信版EDとセットで5月27日にニコニコ生放送で配信されるので、今回のイベントには参加できなかったという人はぜひそちらを見てみてください。

なお、イベントの最後には、ポスターに大きな反響があったということで、じゃんけんでのプレゼント争奪戦が行われました。


スタッフ
原作:「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」(Key)
監督:津田尚克
脚本:ヤスカワショウゴ、津田尚克
シリーズディレクター:中山勝一、町谷俊輔
原作協力:Key/ビジュアルアーツ
キャラクター原案:駒都えーじ
キャラクターデザイン:竹知仁美
メカニックデザイン:海老川兼武
プロップデザイン:内田シンヤ
美術設定:泉寛
色彩設計:佐藤裕子
美術監督:竹田悠介、杉山祐子
3Dディレクター:長澤洋二
撮影監督:渡辺有正
編集:廣瀬清志
音響監督:山口貴之、津田尚克
音響効果:小山恭正
音楽:折戸伸治、どんまる、竹下智博(ビジュアルアーツ)
アニメーション制作:david production
製作:planetarian project

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in 取材,   動画,   映画,   アニメ, Posted by logc_nt

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