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「テスラの自動運転は事故に遭う割合を50%低下させている」とイーロン・マスク氏がその恩恵を語る

By NVIDIA Corporation

実際に使える自動運転機能を「モデルS」で路上に投入したテスラのイーロン・マスクCEOが、自社の自動運転技術によって事故は50%減らせることを語ったと報じられています。

Tesla’s Autopilot lowers probability of having an accident by 50% based on early data, says Musk | Electrek
http://electrek.co/2016/04/24/tesla-autopilot-probability-accident/

この発言は、ノルウェーを訪れて運輸・通信省のオルセン大臣との会合を行ったマスク氏が語ったもので、同社が2015年10月に提供を開始した自動運転機能から得られた初期データを分析したことで判明したもの。マスク氏が実際に語った内容は以下のようなものとなっています。

自動運転をオンにすると、事故に遭う可能性は50%少なくなります。これは、(ソフトウェアの)最初のバージョンでもこの数値です。同様に、1件の事故が発生するキロメートル数を把握することも可能です。事故とは、エアバッグが展開するような出来事のことを指します。初期ソフトウェアバージョンにおいてさえも、人間が運転する際の2倍の安全性になっています。

The probability of having an accident is 50% lower if you have Autopilot on. Even with our first version. So we can see basically what’s the average number of kilometers to an accident – accident defined by airbag deployment. Even with this early version, it’s almost twice as good as a person.

マスク氏はさらに、ソフトウェアの「第2世代」となる予定の完全自動運転機能について、「仮に『自動運転vs手動運転』という構図になるのであれば、規制当局と一般社会を納得させるという意味で、何十億キロメートル分にも及ぶ走行データをもとに安全性を証明することが重要になってくるでしょう。」と、法整備を進めるのに十分な安全性を確保することの重要性について語っています。

By Automobile Italia

2016年4月までにテスラが取得している走行データは7500万キロメートル分であり、実際に何十億キロメートルにのぼる走行データにはまだほど遠い状況ではありますが、今この瞬間でもその数値は着実に増加しています。マスク氏は2年以内に完全自動運転が可能な第2世代のソフトウェアを発表すると公言していますが、はたして法整備がこれに間に合うのかは気になるところ。しかしマスク氏は、初期データの結果が好評だったことから、見通しについては明るい見方を示しているとのことです。

実際に、第1世代のソフトウェアが事故を回避したシーンがユーザーによってYouTubeに投稿されています。以下のムービーでは、左側から幅寄せしてくる工事車両を認識し、急ハンドルを切って衝突を回避する様子を見ることができます。このムービーだけをもって「テスラの自動運転ソフトウェアは優秀」と断定することはできませんが、人間に匹敵、あるいは上回る能力の一端を感じることはできそうです。

Autopilot Saves Model S - YouTube

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